ID oneの試乗会に行ってきた話 | さめのブログ

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昔はロボット作ってた社畜が適当に書く忘備録

世界中のモーグル選手権でほぼすべての選手が使っているメーカーとして有名なID oneの板の試乗会が開催されているので参加してきました。

 

去年はサロモンでしたが、今年はID one

2024 ID one ski シーズン真っ直中試乗会

公式案内から引用すると、

試乗スキーの内容は・・・
TR-TTM165cm/TR-TTM170cm/TR-TT160cm/TR-TT165cm/FR-X160cm/
FR-X167cm/FR-X175cm/FR-MX160cm/FR-MX167cm/FR-TM160cm/
FR-TM165cm/FR-TM170cm/FR-XP160cm/FR-XP168cm/FR-XP176cm/
FR-XXP168cm/FR-CC177cm/FR-CC182cm/FR-PCL168cm/
FR-JPOW98 170cm/FR-JPOW98 177cm/FR-JPOW125 188cm/
MR-SG172cm/MR-SG177cm/MR-CE172cm/MR-CE177cm/MR-G168cm/
MR-G173cm/MR-D161cm/MR-D166cm/MR-D171cm/MR-S155cm/
MR-S160cm/MR-S165cm/MR-J140cm/MR-J150cm/
SR-M153cm/SR-M160cm/SR-M167cm/SR-X5 153cm/SR-X5 160cm/
SR-X5 167cm/SR-X7 160cm/SR-X7 167cm/SR-NSX152cm/
SR-NSX160cm/SR-NSX168cm/

 

参加費 1000円ですが、おまけももらえるし、払う価値以上のメリットがあります。一番今回ありがたかったのはテクニカルアドバイザーの方から助言をいただけること。自分の好みとか借りた板をどう感じたかみたいな話をするとほかのシリーズとか長さとかに対して的確に意見をしてもらえました。そしてだいたいそれが当たる。

 

実際の感想。

一連のツイートはこれ。

Twitterだとどんどん流れて行っちゃうから、ブログに写真と当時の感想をコピペしつつ、メーカーのカタログからの情報を書いてまとめていきます。

 

スローライドシリーズレビュー

スローライドのテーマは、「ゆったりとした時間を味わう大人のためのオールラウンドスキー」。らしいです。実際どんな板かを自分なりに書くと、軽くて柔らかめ、速度は出さないけど大小さまざまにカーブしたりコブ斜面を滑りたい人のための板って感じです。

アドバイザーさん曰く、今日のコンディション(春雪くらいのビシャビシャ雪、土日で混んでいる)だとSRシリーズ以上に硬い板は性能を出しきれないらしくちょっと楽しくないかもね〜っといった助言をくれた通り、一番しっくり来たシリーズです

 

SR-X7 160cm

Radius 16m, トップから106-68-96mm 

スキー板の傾け具合でコーナー半径が簡単に変えられてとても気持ちいいです。

普段はSR-M 160cmで寸法は全部一緒なので板の硬さ違いです。

板ばねとか金属板みたいな硬いって感じじゃなくてトランポリンみたいに優しく跳ね返ってくるような板でした。速度を出してもバタついたりとかは特にしなかったです。コブ斜面にはこの板では試せてないですが、たぶん気持ちよく滑れるでしょう

SR-X7 167cm

Radius 17.6m, トップから106-68-96mm 

長くなった分半径が大きくなりました。でもあんまり差は気にならなかったですね。柔らかさと板の傾きで曲げるので長さが伸びて直進安定性向上を得られるほうが大きい。普通に土日のゲレンデで追い抜きしまくるくらいの速度までなら安定して滑れました。

コブ斜面もズルドンなら普通に滑れました。SR-Mと比べるとさすがに跳ねるけど軽さと細さでそこまで厳しくはないし、縦に落とすようなポコポコ滑る系統もある程度できそう。後ろ向きに滑ったりくるくる回ってみたりと色々な動きもできました。

次に買うときに検定とか狙っていない限りこれ一択

 

SR-NSX 160cm

Radius 15.6m, トップから116-78-106mm 

その他SRシリーズより幅が10mm太くなった板です。硬さ的にはX7と同じくらいと思いました。カタログ的には「深雪におけるパウダーランから、不整地、フラット斜面まであらゆる条件に対応してくれる大人のオールマウンテンスキーです。」らしい。

ちょっとほかのSRより太いのでコンディション悪くても滑れるってなってます。

コブ斜面は滑れました。後ろ向き滑りとかくるくる回るのはX7よりは微妙だけどできました。

パウダーよりみたいな条件は今回なかったのでNSXの良さを発揮できなかったかなあと思います。

 

フリーライドシリーズレビュー

フリーライドは、ID one の原点なんだとか、カタログによると

「あらゆる斜面で80%の満足度」を求めてとのこと。

FR-XP 168cm

Radius 17.4m, トップから116-78-106mm 

SR-NSXと似たプロポーションですね。SR-X7よりも若干硬くて重い気がします。自分の好みの感触ではありました。くるくる回ったり後ろ向きで滑ったりはX7と同じく楽。あらゆる斜面で80%はその通りだなと感じました。

モーグルコースは跳ね返されて腕がないと厳しそうだなという印象。ズルドンはしにくかったです。ただ慣れたらポコポコ滑る系統できそうだし、練習したくなる板でした。

 

FR-XXP 168cm

Radius 17.4m, トップから116-78-110mm 

FR-XPよりも硬くをコンセプトにした板とのこと。検定やプライズテストにも挑めるらしい

逆に言うとそうゆう検定とかを目指す人じゃなかったらだいぶ硬いので人を選ぶ気がします。悪くはないけど明確にこれと選べることもない微妙な設定です

モーグルコースはまあそれなりにすべれました、ただ重くて硬いので自分は買わないなあという印象でした。

 

モーグルライドシリーズレビュー

モーグル競技者のための板とされています

基本的にはほぼスライドする動きメインになります。カービングもやろうと思えばできるけど結構難しかった。

オリンピアンが使っているようなMR-CEまで行くとめちゃくちゃ硬いからあなたみたいなモーグル入門者には進めないといわれました。

MR-G

Radius 19.7m, トップから95-62-85mm 

ほかのどのシリーズ寄りも細いです。FR-XPと同じくらいの硬さの印象。

MR-Dだと思って借りてたけどめちゃくちゃ硬いわりにとても細い板なのでモーグルコースに突っ込んでいっても割と普通にこけずに滑れました。モーグラー入門機らしいです。

こぶ斜面攻めまくるまではやらないし自分はやっぱり買わないなあという代物ですが、確かにこぶに関してはとても良くて、ズルドンも下に向かって板を倒すような攻めた滑りも対応できそうでした