Leeds(リーズ) | ジャワ・パンナコッタの雑記帳

ジャワ・パンナコッタの雑記帳

音楽(主にJazz)、書籍(主に歴史)、旅行などの感想を書きます。
2011年2月から約2年間、イギリスのリーズで派遣研究員として勉強したました。
イギリス生活のことや、旅行で訪れて撮りためた写真などを少しずつアップしていこうと思ってます。

ウエストヨークシャー州の州都。

都市人口は約750万人でロンドン、バーミンガムに次ぐイギリス第3~5位(グラスゴー、リバプールとほとんど変わらず、この3都市の順位は毎年のように変わる)

 

北に羊の酪農地帯を抱え、周辺でとれる石炭、エア川やリーズ‐リバプール運河の水運に恵まれたことから、産業革命期に大きく発展したイギリス中部の商業都市。近年は長く不況に苦しみ、市内の治安も相当悪かった模様。かのロンドン地下鉄爆破事件の犯人のアジトもリーズにあったことは有名。その後、警察も治安改善に相当力を入れたせいか治安も落ち着き(ただ、空き巣は多い)、2000年代になって経済も上向いたこともあり、現在はイギリス中部の金融・商業の中核都市として栄えている。

 

また、リーズはリーズ大学やリーズメトロポリタン大学など複数の大学があり若者の街としても知られている。さらに、産業革命時代に不足した労働力を当時の植民地からの移民(特にインド・パキスタン系)に頼ったことや、ちょっと前までの移民促進政策の影響で、市内はとても国際色豊か。中華マーケットやムスリム向けの食品店も多くある。

 

ロンドンからはキングスクロス駅から頻繁に電車が出ており、リーズ駅までの所要時間は約2時間半。

駅の北側にはリーズ美術館やタウンホームや市庁舎が、北東側は商業地が広がっていてカークゲート市場やヴィクトリアクォーター、コーンエクスチェンジなどの歴史的建造物も多い。南側には王立武器防具博物館ロイヤル・アーマリーズがある。

 

ちなみにリーズは街中もちょっとした郊外も少し黒い石で作られた家が多い。私も初めて訪れたときには何と小汚い家が多い街だと思ったのですが、これはこの地域で取れる石の色に由来するそうです(コッツウォルズの蜂蜜色の石が有名ですが、それと同じでこの辺は偶々、取れる石が黒かっただけです。)

 

 

と書きながら、まぁ、あまり日本では知名度のない街。観光でわざわざ訪れることはほとんどないのではないでしょうか?

私は何だかんだで2年間住んだので、思い出深い街ではありますが・・・。

 

リーズ美術館およびタウンホール

 

リーズ市庁舎

 

市庁舎前の広場は、サッカーなどのスポーツイベントの際にはパブリックビューイングの会場になり、12月には大規模なクリスマスマーケットが開かれるなど、市民の憩いの場所になっている。

 

市庁舎前広場でのクリスマスマーケットの様子

 

 

商店街の様子

 

※ これは、2011年2月から2013年1月までリーズで暮らした際の経験をもとに書いてます。ご了承ください。