だが、新しい才能を見つける喜びは知っている。
「バックルームズ」

16歳からYouTubeで短編動画を発表し続け、今回19歳で監督デビューしたケイン・パーソンズ。
家具店の主人が、迷路のような空間に迷い込むホラー映画。
A24製作で、「ソウ」のジェームズ・ワンも才能に惚れ込み、製作に加わった。
映画界には、次から次へと天才が現れる。
古くはオーソン・ウェルズやジャン・リュック・ゴダール。
ゴダールの再来と言われたグザヴィエ・ドランもそうだろう。
スティーヴン・スピルバーグもそう、近年では「ミッドサマー」のアリ・アスターも。
ケイン・パーソンズは、より若く注目度も高い。
映像で見せる演出と、不可解な異世界への埋没はデヴィッド・リンチにも通じる。
だが、物語の弱さは否めない。
空間に巻き起こるこの後のインパクトが欲しかった。
物足りなさが残ったのも事実。
才気溢れる天才は叩かれる運命にある。






