
ジャズには疎い。
疎いがしかし、期待したのだな。
「白鍵と黒鍵の間に」
ジャズピアニストの南博さん原作。
冨永昌敬監督なので、普通には撮らないだろうとは思っていた。
でも、普通で良くない?
そもそも池松壮亮さん一人二役という設定に疑問。
3年前の主人公と3年後の主人公、それいる?
ジャズピアニストの3年間の葛藤と成長で、良くないか?
お話は悪くないのだよ。
昭和末期の銀座でピアノを弾き続ける主人公。
そこにヤクザが絡み、出所したばかりの男が現れる。
彼が弾きたいのは本物のジャズだ。
現状に満足せず、ここから抜け出せるのか?
効果的に使われるのは、映画音楽「ゴッドファーザー 愛のテーマ」。
イタリアの作曲家ニーノ・ロータの代表曲である。
「太陽がいっぱい」や「道」等、多くの名曲を生み出したニーノ・ロータの曲を主人公が弾いたことで、混乱が起きる。
あの時代、銀座という街の喧騒、そこに生きる主人公が映される。
音楽の良さは際立つけれど。
どうも設定への不満と、物語への苛立ちが募った。
俺だけかもしれないが。






