
「悪魔の追跡」が帰って来た。
しかもスクリーンで。
こんな日がやって来るとは!
B級アクションとして名高く、何度もテレビで放送された作品。
しかし、その面白さは秀逸で、ファンも多いと思う。
設定は単純だが、だからこそ良いのだ。
衝撃のラストシーンはトラウマ的だが、今回改めて鑑賞して、そのオープニングの素晴らしさを思った。
暗い道と、不気味な1本の木の象徴的な画。
これこそが、この映画に最後まで我々を釘付けにする恐ろしい存在なのだ。
キャンピングカーで旅する4人が、あるカルト集団の儀式を目撃してしまう。
彼らは追われる羽目に。
執拗に迫るカルト集団。
アメリカンニューシネマが終わりかけの1975年。
ホラーとカーアクション、オカルトを織り交ぜたサスペンス映画。
主演はピーター・フォンダとウォーレン・オーツ。
テレビで何度も観たのにまた観たくなり、そして久々に観てもやはり面白い。
決してメジャーな監督ではないが、ジャック・スターレットの息をもつかせぬ演出も抜群だ。
完璧なB級映画である!