燃え尽きた闘魂 | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


アントニオ猪木さんが亡くなった。
我々の世代には、正にスーパースターだった。
金曜日夜はテレビにかじりついた。


プロデュース能力に長けた人であり、エンターテイナーであった。
子供だった自分達に、十分な刺激を与え続けてくれた。
多くの名勝負が生まれた。


モハメド・アリ戦はもちろん、ビル・ロビンソン戦、タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、本当に夢中で観た。
プロレスのファンだった俺は、いつからかアントニオ猪木さんのライバルであるジャイアント馬場さんのファンとなり、ライバル団体である全日本プロレスの方をより好んだ。


周りには珍しがられた。
猪木さんの新日本プロレスの方が、若者を虜にする話題性を持っていたからだ。
馬場さんから滅びの美学みたいなものを感じたからかもしれない。

死も猪木さんらしい。
ベッドに横たわる姿を動画に映すのも、アントニオ猪木さんらしいなと思った。
最期までアントニオ猪木を貫いたのだ。