ホラー映画続々公開! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


怖い映画がパワーアップして帰って来た!
「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」
前作から27年後の物語。


原作はもちろんスティーヴン・キング。
前作も続編もアメリカで大ヒットし、日本でも人気。
今、アメリカのホラー映画は元気だ。


この続編の怖さは、前作以上に神出鬼没のピエロ、ペニーワイズの突然の登場と、どこまでもしつこく追い掛けて来る恐怖だ。
これが次から次へと、上映時間長尺の169分何度も繰り返されるのだ。


ホラー映画の名シーンへの敬意も忘れてはいけない。
顔から足が生えてくる描写は、「遊星からの物体X」のショッキング・シーンだ。
トイレに閉じ込められたベバリーを扉越しに覗き込むのは、スティーヴン・キングの「シャイニング」。
カーテンを開く恐怖描写は、「サスペリア」の魔女のシーンの影響か?
キング自身も特別出演しており、1度見たら忘れられない顔を披露している。


昔からホラー映画は上手い俳優が支えているが、子供だった彼らが27年経ち、ジェシカ・チャスティンとジェームズ・マカヴォイへと成長するとは夢にも思わない。
二人の抱える闇も深いが、登場人物7人のそれぞれの闇が物語に奥行きを与える。


スティーヴン・キングの映画は1970年代から続々と映画化され、多くの傑作を生んだ。
ブーム再来か、今後も次々日本公開される。
2度目の映画化となる「ペット・セメタリー」が新年に公開され、「シャイニング」の40年後の物語が「ドクタースリーブ」として今月公開される。


「シャイニング」と言えば、「キャリー」と並んでスティーヴン・キング原作の傑作ホラーであり、伝説の監督スタンリー・キューブリックと当時全盛期だったジャック・ニコルソンがタッグを組んだ奇跡の作品である。
しかし原作のスティーヴン・キングは映画を気に入らなかったことも有名。


キューブリックが作品をキューブリック色に完全に染めてしまったからだ。
満を持しての「シャイニング」続編。
三輪車に乗ってたあの息子をユアン・マクレガーが演じる。
絶対観たい!!!