ボケも楽し | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


「チチを撮りに」や「湯を沸かすほどの熱い愛」で家族の深い愛を描いてきた中野量太監督が、新作「長いお別れ」では認知症の父と家族の7年間を描いた。


彼の映画では死がちらつき、重たい話になりそうな題材だが、いつもユーモアが救う。
今回もユーモアたっぷりで泣き笑いの連続だ。


山崎努さんも絶賛の脚本が本当に素晴らしい。
中野監督に惚れ込み、演出の指示をしっかり受け止めたと言う。


残された者がどう生きるのか?
「湯を沸かすほどの熱い愛」でも主人公の前向きに生きる姿が感動を呼んだが、今作でも監督はそこに拘ったようだ。


中野量太監督にハズレなし。
次も我々の涙腺を刺激してくれそうだ。