
5年前に病気を苦に自殺したロビン・ウィリアムズが映画化を望んでいたと言う、「ドント・ウォーリー」。
アルコールに溺れた日々を送り、事故で胸から下が麻痺して車椅子生活を余儀なくされた風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を描いている。
監督は「エレファント」や「ミルク」のガス・ヴァン・サント。
今回も繊細に人間の感情を紡ぎ出す。
ホアキン・フェニックスがガス監督の期待に応える。
「ビューティフル・デイ」の狂気とはまるで違うジョン・キャラハンを生きる。
ロビン・ウィリアムズは友人であり、乗馬時の事故でやはり身体麻痺となってしまった「スーパーマン」を演じた俳優クリストファー・リーヴのためにも、この役を演じたがっていたそうだ。
その意志を継いで、ガス・ヴァン・サントが、そしてホアキン・フェニックスがいい仕事をしてる。
ボロボロになりながらも、風刺漫画家として甦ったジョン・キャラハンという男がいた。