ミフネを語る | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン



現在公開されている「MIFUNE THE LAST SAMURAI」。
世界に知れ渡る、日本映画界の最も重要と言っていい俳優だ。



この人を好きになったのは自分が40歳代になってからだ。
殺陣を本格的に始めてから、自由奔放な殺陣と演技に圧倒され、影響を受けた。



自分は大人のハードボイルドやアクションをやりたいと殺陣を続けたが、殺陣が上手くなると演技よりも殺陣を求められた。
こっちは殺陣をやりたいのではなく、演技の中で殺陣をやりたいのに。



三船敏郎という偉大な俳優を語るキャストが豪華だ。
大女優の香川京子さん、司葉子さん、八千草薫さんに、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ。
役所広司さん、土屋嘉男さん、加藤武さん。
彼らの生きた言葉は生の三船さんを知らない我々にはとても新鮮で、分かり易い。




黒澤明監督とのタッグは有名だが、日本人でも作品を知らない、観てない人が多いのではないか?
その映画は世界の映画人に影響を与え、三船さんの存在感は誰をもスクリーンに釘付けにした。



黒澤明監督は、三船敏郎さんの演技にだけは演出をつけなかったと言う。
スクリーンに輝く三船さんの演技は、今も自由でスクリーンから飛び出して来そうだ。



80分という上映時間が短く思えた。
せめてあと10分、映画館で三船敏郎を感じていたかった。