復讐は海辺で | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン



今、ドイツの映画監督で最も自分をときめかせてくれるのは、ファティ・アキン監督。
「ソウル・キッチン」のようなコメディから、「そして、私たちは愛に帰る」や「消えた声が、その名を呼ぶ」といった超シリアスな人間ドラマまで振り幅が広い。
その映画の多くが三大映画祭や世界の映画祭で絶賛されている。
もちろん今回も。



新作の「女は二度決断する」は3章から成る。
愛する息子と夫を爆破事件で失う主人公。
捕まった人種差別主義のネオナチ夫婦との裁判。
そして、思うようにいかない結果、女は復讐に向かう。



ダイアン・クルーガーは世界的に活躍するドイツの美人女優だが、今回は身も心もボロボロになる渾身の演技を見せた。
カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞、作品もゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞した。



見所も多く、裁判での犯人側との攻防や、張り裂けそうな主人公の葛藤描写も鮮やか。
後半の息詰まるサスペンス、悩みに悩んだ末の彼女の決断も感動を呼ぶ。



自分の話をしよう。
自分の出演作が完成し、試写会がもうすぐ。
さあ、こちらの情報もあと少しで解禁。
blogでお知らせします。