主な受賞は
作品賞「スポットライト 世紀のスクープ」
監督賞「アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(レヴェナント蘇えりし者)」
主演男優賞レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント蘇えりし者)
主演女優賞ブリー・ラーソン(ルーム)
助演男優賞マーク・ライランス(ブリッジ・オブ・スパイ)
助演女優賞アリシア・ヴィキャンデル(リリーのすべて)
外国語映画賞「サウルの息子」
マイケル・キートンは2年連続で作品賞受賞作に出演。
勢い止まらないね。
イニャリトゥ監督も毎回凄いね。
作品賞と主演男優賞にノミネートされたのが、「オデッセイ」。

リドリー・スコット監督はどうしても失速したように言われていた。
当然、昔が凄かったから。
誰もが期待していた「プロメテウス」は、いつの間にか「エイリアン」に。
まるでセルフ・パロディー。
そして映画監督というより芸術家であるリドリーの再挑戦がこの作品。

損をしているのは、火星に1人取り残されたという題材。
「月に囚われた男」なんて映画もあるし。
近年「ゼロ・グラヴィティ」や「インター・ステラー」のSF映画の成功。
なので比較されるのは仕方ない。
見たことありそうなシーンが続いてしまう。

それでも完成度は高い。
マット・デイモンのほぼ一人芝居というのも、成功の要因でしょう。
役者だから痩せるのは当たり前と思われるかもしれないけど、相当体作りは過酷なはず。
何よりラストにエイリアンが登場しなくて、本当に良かった。

チームが主人公を助けに行く一番の盛り上がりで、デヴィッド・ボウイの「スターマン」が使われてる。
この人の曲はよく映画に使われるけれども、今回はストレート。
自分は「火星の生活」が流れるのではないかと、期待していた。
でも「スターマン」。
気持ちがぐわーんと上がりました。