
最近、オススメが多すぎる。
この「恐怖分子」も。
それだけ良い作品と出会えてるということ。
この映画、今度長編を撮る知り合いの監督が絶賛していたのだ。
風で揺れるカーテンが素晴らしいと。
揺れるカーテンといえば、自分が好きな石井隆監督作が思い浮かぶ。
確かに、そのカーテンの揺れ、美しさ、「恐怖分子」で揺れすぎるくらい揺れるカーテン、見事だった。
そのカーテンの向こうで若い男女が、そして中年の男女の心が揺れる。

59歳で7本の長編を残して亡くなったエドワード・ヤンの映画、初めてだった。
ほんの些細なすれ違いから起こる悲劇。
19年振りの劇場公開だと言う。
ラスト、胸の内がぞわぞわして仕方なかった。
それはしばらく止むことがなかった。
その銃声はどこから聞こえたのか?
紛れもない傑作です!