
ニコール・キッドマンのファンの方、ごめんなさい。
今回はニコールファンはどうか読まないで下さい。
「グレース・オブ・モナコ公妃の切り札」を観たのは、グレース・ケリーが好きだからである。
この映画はグレースファンよりも、ニコールファンが喜びそうな気がした。
アルフレッド・ヒッチコック監督が「マーニー」の出演依頼をしにグレース・ケリーに会いに行くのが始まりである。
その経緯はとても面白かった。
出演したいグレースと、それどころではない危機を迎えるモナコ公国。
ハリウッド復帰か?
それとも?
103分の上映時間の中でニコールがグレースに見えた一瞬が2、3回あった。
あ、今見えたと。
でもそれ以外は私はニコールよ!という強いニコール色。
彼女は気品のある役より悪女が似合う。
途中でニコールの演技が鼻についた。
それでもこの映画によって、グレース・ケリーの映画がもう一度観たくなったことは間違いない。