ギドクのギドクだ! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン



キム・ギドクの続き。
「アリラン」という映画。
「悲夢」という作品で女優が事故に合う。
それから3年間映画を撮れずに、小屋に籠って酒を飲む日々。
そんな自分をカメラで捉えたのが「アリラン」。
ギドクはカメラの前で叫び、歌い、泣く。

彼はこの作品によって見事に復活を果たす。
そういえば井筒監督も自分の映画で俳優を事故死させ、しばらく苦しんだと言ってた。
その苦悩がなければ、「パッチギ」は完成しなかったかもしれない。
北野武監督も、自らの事故によって撮れない日を経て、傑作「Kids Return 」を生んだ。

それを乗り越えてこそ。
自分に問うが。
俺の叫びは静寂に掻き消される。