音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」観劇してまいりました。最初は、絶賛ご贔屓中の来夢君の舞台だけど朗読劇だし正直赤川次郎って大昔に読んだことあるけど面白いと思わなかったよな…と一瞬見送りそうになったのですが、演出が北斗の拳の石丸さち子さんではないですか!これは1回観とこう!と来夢くん先行でチケットを購入いたしました。
石丸さん演出の「フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜」は再演も含めて4回観劇しました。歌うま役者さんがたくさん出るという理由でチケットを取ったのであまり期待していなかったのですが、観たらすっかりハマってしまい。
ホリプロが有名な作曲家の方を呼びレミゼ勢を大量投入して作っているので良くて当然といえばそうなんですが、キャラを表現する上で必要な回想シーンとか戦いの場面とかとにかく演出が独創的で素晴らしくて、北斗の拳をまったく知らない私でも最後にラオウが死ぬ場面ではちょっと泣いてしまいました。キャラもそれぞれ魅力的、曲も素晴らしくて本当に大好きなミュージカルでした。再演を心待ちにしているのですがないのかな。あんなにお金かけて作ったんだから進撃ミュみたいに海外にも行ったほうがいいと思うんだけど原作がだいぶ前なので今の世界のmangaブームにはのれないのか…。
話はそれましたが、三毛猫です!総勢7人の朗読劇で、来夢君と水江君以外の役者さんたちは他のキャラもやります。ストールの巻き方とか上着を脱いだり着たりとかでキャラを演じ分けていてさすがに上手だなーと感心しました。舞台セットもずっと同じなのですが、ストーリーに応じて階段とか椅子を色んなものに見立てながら場面転換をしていてとてもわかりやすかったです。やはりさすがの演出だなと思いました。
ストーリー自体は大体先の予想がつく感じ(原作ファンの方ごめんなさい💦)でしたが、結構動き回るし歌うしで台本を持っている以外は普通のミュージカルに近い感じでした。初めての朗読劇で眠くなるかも…と心配していましたが、全然退屈しませんでした。
「BANANA FISH」The stageの配信でしか拝見したことなかった生の水江健太君を見るのも今回のお楽しみでした。BANANA FISHを観た石丸さち子さんが二人を起用して何かをやりたいと実現した舞台だけあって、水江君と来夢君は陰と陽というか月と太陽というか二人の空気感がなんとも言えずいいですね。
来夢君演じる片山がワインに酔っ払って水江君演じる三毛猫に膝枕してもらうシーンで、周りの皆さんがいっせいに「スチャッ」って感じでオペラグラスを構えたのが面白かったです 笑
ただ進撃の巨人の時もそうだったんですが、初来夢がロミオだったので「もっとたくさん激しく歌い上げる歌が聞きたい!」と、かえって不完全燃焼になってしまうというジレンマに…。「1789」早く観たいです。