親の介護とは言いいませんが、

自分の親の姿を見て

“いずれは、自分も”と思う今日この頃です。

あるいは、そう思うことで

自分の老化を自然に受け止めることも

また、大切なことではないか?

と思っています。

「やがては、自分も」ですね。

“老い”が、家族にある程度負担をかけざるを得ない。

それほどに長生きすればの話ですが。

 

 

そのようなことを思いながら

今日も自分の好奇心を満たすべく

ブログを書いている。

そんなわけで、

ふと出会った事について

好奇心を持てることができて、

それで、ブログを書けている間は

まあ、メンタル的には

自分は大丈夫なのではないか?

そう、思っています。

 

さて、前回に続き RIKKIさんをテーマとして

書こうと思っています。

 

 

 

今回のお題は、

「RIKKIさんは、

 何がきっかけで
 現代的なアレンジが可能になったのか?」。

 

 

RIKKIさんと言えば、まず

こちらの動画をご覧ください。

 

Suteki da ne - RIKKI. Distant Worlds, Roma (04/02/2023)

 

 

Final Fantasy “distant worlds 2024”は、

2025年まで予定されているようです。

凄いコンサート・ツアーだなぁ。

 

 

久石譲と、オーケストラ
RIKKIさんのボーカルで録音された、
“千と千尋の神隠し イメージアルバム”(2001年発売) より
「白い竜」。
これは、有料音楽配信サイトで聴いてみてください。
(私は聴きました)
あっと驚く名作でしたよ。

 

 


奄美出身の民謡唄者が
世界の先端を行く
日本のゲーム・アニメの分野で
欧米の舞台に立つ。
なんだか、不思議な組み合わせだなぁと思いましたが、
これこそが日本なんだって。
素晴らしい日本なんだって。
そう思わずにはいられない!

 

Honoo - RIKKI [Sound Horizon] (Live)

 

 

2001年以降の、これらの活動は

話題的にセンセーショナルであり

RIKKIさんを別の分野や音楽のカテゴリーのリスナーに

注目させることにつながったと思います。

だが、これは全く違うプロジェクトの話であって

今回の、

「RIKKIさんは、

 何がきっかけで
 現代的なアレンジが可能になったのか?」とは

主旨が違います。

ですが、まったく無関係かと言えば

そうでもない。

 

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さて、話を戻します。

 

聴くべきは、このアルバムではないか?

と思うのです。

1995年リリース。4作目のアルバム。

民謡をベースに活動してきたリッキが久保田真琴をプロデューサーに迎え

イメージ一新。マレーシア,インドネシア,シンガポールと旅しながらのレコーディングで

制作したアルバム。

 

 

 

 

夕焼け楽団で知られる「久保田真琴」。

私は、久保田真琴と夕焼け楽団の

「ハワイ・チャンプルー」は

夏の定番として愛聴しています。

 

 

久保田真琴さん、1990年代はプロデユース業に専念していた頃で

ご自身の作品は出されていなかったのです。

そんな時に、RIKKIさんを手がけたこのアルバムは

RIKKIさんの魅力を伝えるのに

最も手応えがある作品ではないかと思います。

 

オリジナル曲、民謡、カバー曲があります。

どれも、吹っ切れた感・リラックス感が半端無いです。

 

カバー曲を聴いてみましょう。

まず、原曲から。

インドネシアの歌手「デティ・クルニア」のTong Sologoto。

 

 

RIKKIさんの、カバー・バージョンは、

ソロゴトではなく祝(祝いグトゥ)。

 

 

他に興味深いカバー曲があります。

 

 

 

このアルバムには、後に再録音されるオリジナルの名曲

「涙が止まらない」が収録されています。

 

このアルバムを聴いたとき思ったのが

“うまくやったなぁ”でした。

半端なく、アルバム全体が楽しい作品に仕上がってると思いました。

間違いなく、様々なフォーマットに対応できるボーカリストであることを

証明することになったアルバムだと思います。

 

 

続けて、原曲と“現代的なアレンジ”の民謡(島唄)を合わせてお聴きください。

 

俊良主節

明治の頃地元選出の代議士基俊良の妻が、沖で貝取り中、潮にさらわれなくなられた事件があり、

これをうたい込んでからは曲目も「俊良主節」と変わった。

 

 

 

俊金節

私が調べた限りですが、
俊金節の解釈は、これで正しいですか?
唄の正しい由来についてご存知の方がいらっしゃいましたら
どうぞ、コメント欄にて教えてください。
「しゅんかねくゎ」はハブの意ともされ,お正月の遊び踊りで、
「ハブよけのハブ祭り」とも言われて、大人も子どもも参加できる正月行事
「用しゅんかねくゎ踊り」となった。
 

 

 

 

朝花節

歌遊びや祝宴の席でも最初に歌われるように、

座の清めや、歌う前のウォーミングアップの役割を持つ。

 

 

 

 

奄美FM をきっかけとして

RIKKIさんのアルバムをすべて(Simauta Base 2 を除く)を

聴きました。

 

“現代的なアレンジ”の民謡(島唄)は

どれも、派手さが控えめで

言い替えると、、

“甘さ控えめで、コクが深い”

凛々しい作品に仕上がっていました。

“背筋がしっかり伸びている”感じかな。

 

オリジナル曲集の

2002年発売のアルバム「蜜」も

なかなかの出来でした。

 

 

 

 

 

 

アコースティック・ギターをこれから始めたい方には

「結ぬ島へ-リッキの奄美島唄-」がお薦めです。

このアルバムでのアコースティック・ギターを聴いた時

私は、スティーヴン・スティルス(Stephen Stills) を連想しました。

奄美三味線の音が、バンジョーの音みたいに感じたり

やや、American Folk Song 的な味わいもあったりします。

 

 

 

 

 

 

次回は、RIKKIさんの記事の最終回として

「RIKKIさんは、どこに着地したのか?」

について考えてみたいと思います。

 

では、では。adios(アディオス)。