いささか、以前のことですが・・・

主催: 明石市 福祉局 高齢者総合支援室
去る 2023年 1月 11日 (水)



参加者: 高齢者総合支援室 職員
    キャラバンメイト (私はこれに該当)
    シルバーサポーター
    オレンジカフエ主催者

兵庫県明石市の認知症あんしんまちづくり条例
基本的施策 (その1)
・知識の普及及び人材育成
 オレンジサポーター養成講座等を通して市民への普及活動
・早期支援等
 認知症に早期に気づき継続的に支援
・認知症の人と家族への支援
 認知症の人だけでなく家族への心理的・介護支援
・地域づくりと社会参加の推進
 認知症カフエや家族会の実施により地域で支える大成を構築

兵庫県明石市の認知症あんしんまちづくり条例
基本的施策 (その2)
・成年後見人や後見サポーターを育成し本人の行こう村長を支援
・関係機関間の連携強化
 地域総合支援センター、医療機関等との連携を強化
・非常時等の対応
 災害、感染症発生時に迅速な対応

あかしSDGs推進計画
・笑顔あふれる共生社会 (インクルーシブ社会 *) をつくる
・支え合う地域づくり
・自分らしく生きることができる社会づくり
・健康・長寿の推進

* インクルーシブ社会
 多様性を認め、すべての人が支え合いながらともに生活できる社会

KPI (重要業績評価指標)
オレンジサポーター養成者数
現状値: 13,428人 (2020年度末現在)
目標値: 30,000人 (2025年度末現在)

で、あかしオレンジ交流会の目的は
KPI を達成するためには、どうすればいいか?

会議で出た意見
・新たなイベントを企画・開催する
・サポーターの地域別という概念を取り払う
など

残念ながら話し合いの時間が足らなくて消化不良気味で終わる。

個人事業主として「オレンジカフエ」を経営されている方々には
本当に頭が下がる思いです。
喫茶店形式でお茶 100円。
少しでも儲けたいと思うならば、
決してできないことだと思います。
これは地域を支える活動の原点かな? と思います。

私の実感。
今までの活動を維持・継続することが基本となる。
私は「社会福祉協議会」から連絡をもらって
活動に参加し、地域の会場で講演・グループ学習をサポートさせてもらっていました。
(コロナ禍発生まで)

実は、2019年11月15日 に出会った、かつてケア・マネージャーをされていた、
ある女性 (Nさん) と何年ぶりかに、再会しました。
(この時はさすがに、ずいぶんと幸せな気持ちになりました)
現在 80歳になられたとのことで
お話を伺うと、毎日大変な長距離のウオーキングを実践することで
健康維持に努められているとのことでした。

 

 


Nさんは、以前、このように言われていました。
「ケアマネは充分にやってきました。
ケアマネという仕事は、
自分の持っている全ての体力と時間を使う仕事。
自分の持っている全てを使って他者の幸せを考える仕事。
プライベートなんてありませんでした。」

そう。私、思うのです。
どのような社会にしたいのかを考えるために
必要不可欠なことは、

他者の幸せを考える

認知症を除いても、後期高齢者
あるいは、若年性認知症においても
その人は「何がどうあれば、日々に生きがいを感じることができるか」

それを外して
・SDGs推進計画
・KPI推進設定
などは、ほとんど意味を成さないと思うのです。

「生きがい」は、人それぞれです。
必ずしも、新たなイベントを企画・開催することが
「他者の生きがい」につながるのでしょうか?

「他者の生きがい」を考えることができるのは、一体だれでしょうか?
はたしてケアマネさん達だけでしょうか?

極めて個人的なことですが、
義母が野菜栽培(畑)が好きなので
私と家内と(二人で)、義父が他界してから22年間放置していた
雑草で生い茂った土地を畑として再生してきました。
これは、コロナで行動自粛のため行動を制限したために
できたことなのですが。

 

以下、兵庫県小野市 2023年3月19日 撮影

 

向こう2列と手前のブルーのネットは

只今ジャガイモの植え付け中。

ネットを被していない一列は、何を植えるか模索中。

できれば、淡路の玉ねぎを植えたいです。

 



レンゲの花が咲いています。



タンポポが咲いています。



去年12月に植えた桜の苗木に小さな蕾が見えます。

おそらく今頃は花を咲かせたことでしょう。



この場所は4月中に土作りをして

5月の夏物(スイカ・トマト・瓜)を植え付ける予定です。



つまり、離れて暮らしていても
様子を見に行ける状態 (環境) であれば
「生きがい」について考えることができるのは
まず「家族」であり
その次に「地域」ではないかと思うのです。
それができないのは
生活の都合、仕事の都合で
核家族化 (*) が進んだ結果ではないか? と。

* 核家族化
わが国では、家族形態の変化の常套句として「核家族化の進展」をいい、
第2次世界大戦後の高度経済成長の過程で、大都市への人口集中等により、
3世代家族等の大家族が減少し、核家族化が進展してきた。

そう考えれば、地域社会 (自治体 市区町村) がどうあるべきか?
大都市への人口集中と地域の過疎化こそが問題なのであり
そうでなければ暮らしていけない社会こそが問題なのでは?

私、40年明石市に住んでいますが
コンピューターに関わる業種だったので
明石市で就職したことはありません。

神戸市は、確かに懐の深い町だと思います。
製造業は年数が掛かりましたが、工業団地化されていき
各術・研究に特化した学園都市構想も実現。

大阪ほどではないにせよ、公共の交通機関が発達しています。
北区や西区には広大な農業地帯もあります。
業種・職種の幅が広く、比較的、生涯を市内で暮らすことが可能です。

さあ、明石市はどうか?

農地を宅地に変えてしまって

市外からの移住者を呼び込んで

人口(子育て世代)を増やす(税収を増やす)ことだけが

住みよい街づくりでしょうか?

健康で過ごすのには、明石市海沿いはいいですよ。

明石市は東から西まで、海岸に工業地帯はありません。

美しい海岸の景色があります。
地元の野菜・魚を食べて (地産地消)
年中、朝夕は海岸を散歩して
そんな生活が明石市では可能です。
いいじゃないですか。
年取ってから明石市に転居しても
なにも子育て無料だけが明石市の魅力ではありません。

おいでませ、明石市へ!


「あかしオレンジ交流会」会場フロアのロビー





この日は、運動ということで
明石市西端の街から、明石市東の中心街まで
海岸をサイクリングしながら
風景写真を撮影しました。