昨日はNaGISAnet様の「ゆめいろの空へ」に関するレビューを書かせていただいたのですが、
今回は同じ作者様の「弥生桜のそらに笑え!」です。
3月=別れの季節 だからテーマ・・・卒業
というような風潮に対して
”受験”というテーマを選んだ自分はひねくれてるなんて作者さんは自称してましたが、
オリジナリティーといいますか、少数派だから良いんじゃないですか!
しかも受験を経験した者に特に強く伝わってくるものもある(後述)!
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
グラフィック:★★★☆☆
演出:★★★☆☆
システム:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
総合:★★★☆☆ プレイしやすい長さに+★
プレイしやすさ。
今回の作品は「ゆめいろ」とはうってかわって短編です。
公開されているプレイ時間情報で30分。
ゆっくりじっくり読む自分で1時間。
このくらいの長さがちょうどいいです。好きな部類。
このような読むゲームを作ってみたいなぁという気持ちになったことは過去に無いこともないですが、
俺がそういう方面で思考回路を働かせるといろんなことを登場人物にやらせたくなって、
結果的に無駄に尺が長くなってしまいそうになるのです。
しかしこの作品の舞台は”受験当日の受験会場とその周辺”と”合格発表の会場とその周辺”のほぼ2つ。
ロケ地(ほかに良い言い方ないのか)こそ変化はあれど、ほぼその”2日”にしぼって展開されます。
でもその限られた時間の中で無理のない物語が展開しているところが
内容的にも尺的にも読みやすいなぁというのが第一の感想。いいね!
そしてもう一つ、受験を経験した者ほどこの作品に共感することがあるのではということ。
特にヒロインの”りっちゃん”の心情(笑)
受験という不安や緊張の中、
どんなことであれ誰かに助けてもらったことはとても大きな力になると思います。
実際俺も文理選択からして高2の冬頃まで迷ってたとき、
受験中にも関わらず相談に付き合ってくれた先輩がいましたが、
その人がいなかったらギリギリまで多分頑張れてません。
そういうちょっと懐かしいことも思い出しながら読んでみたり。
これも今更ながらに感じたことなんですが、
俺は実家から大学がかなり近く(たまに徒歩で行くレベル)、
その受験する大学も受験までに結構出入りしたところだったので、
もしこれが県外で、しかも一人で泊まり込みで受験しに行ってたらどんな緊張感だったんだろう。
あと合格発表のシーンはやはりこれも懐かしさを感じました。
俺のその日はというと、ラグビー部か何かに絡まれるのが嫌だったので時間差攻撃で見に行きました。
番号見つけたときはあえて表情を変えずに祖母とかに電話をかけてたような(笑)
受験は苦しいけど合格発表で番号見つけた瞬間は面白いよ!あれは受験生しか味わえん!
だから今年それを迎える人たちも残された数か月を頑張ってほしい。
応援してます!!
やばい、ちょっと脱線しかけた。
ストーリーの長さはかなり差がありましたが、どちらの作品も非常に読みやすい印象を受けました。
プレイ後のさっぱり感?さわやか感がいいです。
作者さんの作品の傾向なんでしょうか。
とにかく全年齢向け。そして特にプレイを強く推奨するのは受験が終わってまだあまり経ってない方々。
現在同作者様の「カレイドスコープ」もプレイ中です。最後まで読んでみたいと思います。
一度レビューを9割ほど書いたところでブラウザの「戻る」が何故か反応して記事が全部消えた。\(^o^)/
それでももういちど書く元気があった作品です。そのくらいおすすめということです。