いしになりたい | ジャスミン茶タイム

いしになりたい

いしになりたい  「いしになりたい」 まきた けいこ 作

                                                                      

石になりたいと 思ったことはありますか?

あなたなら どんな石になりたいですか?

                                                            

そう問い掛けられているような絵本です。

                                                                   

とぶ いしになりたい         とぶ いしになって うーんと とおくに とんでいきたい

ちっちゃな いしになりたい     ちっちゃな いしになって たからばこに ならびたい

おもーい いしになりたい      おもーい いしになって おばあちゃんの つけものを

                                            おいしくして あげたい

おおきな いしになりたい      おおきな いしになって かくれんぼを てつだってあげたい

                                                                   

どんな石になって どんなことをしたいのか・・・・・たくさん たくさん 想像が広がります。

                                                                  

今は 石を投げると 「あぶないからやめなさい!」 って、叱られるかもしれない。

石を持って帰ると 「汚いから捨てなさい!」 って、怒られるかもしれない。

かくれんぼは注意してね 「程々に見つかり易いところに隠れなさい」って言われたし。

子供って こんな風に感じてやしないかな ・・・・・ なんて 淋しいことでしょう。

この本の中で 私は これが好き。 すぐ隣で、毎日起こっているから

                                                                    

いろいろな いしになりたい     いろいろな いしになって いつも きみの ポケットに はいっていたい

                                                                    

                                                                     

実は この作者 30年近くスペイン在住の方です。

時々このブログにコメントくださる mechan さんとsatoさんがお住まいのスペイン!!

「作者の言葉」が載っていました。

スペイン人の友人に 「あなたは どんな石になりたい?」 と尋ねたそうです。

すると 友人は 「私は 石になんか なりたくないよ!」 とピシャリ。

 ・・・思わず 唖然としてしまったそうです。

でも 「そうか! 想像力がないから石になることを 考えられないんだ。 フン! かわいそう!」

と居直ったらしい。

その後、大好きな画家を その奥様が 「石をずーっと見ていても飽きない人」 と語っているのを聞き

とても 嬉しかった。 ・・・・・ と、結んでいる。

                                                                    

絵本には たくさんの想像と 子供の真実が ぎゅーっとつまっているのですね。