先程、ちょっと最初に入った会社がダサいだのなんだのと言いましたので、ちょっと家族的エピソードでフォローしときます☆


最初に配属されたのはいわゆる営業の部署で、社内で一番(といっても小さい場所だったのでいくつかのグループの一つ)
若者の多い部署で、周りの先輩をお兄さんお姉さんとおんなじように、わからないことはなんでも聞きなさい、的なところでした。
入社は当時、女の子は毎年二人と決まっていたらしいのですが、たまたま一人退職予定者が出たとかで、中では出来のよくない私もこちらに入れていただけることになり「三人娘入社」となりました。。

(実は縁故で入社しなくてはいけないのが最大に不本意で最後までごね続けたのですが、最後の最後に、試験を受けた日の雨の帰り道で思いついて占いに行き、そこで、行きたくないところへ決まりそうなんだけどどうしたら?ときくと、今はこの会社へ行く方がいい、適当に先輩にも可愛がってもらえる、とりあえずここで仕事するほうが今のあなたにはいい、他の会社で無理してやろうとすると体を壊す可能性があると言われました。妙な納得の仕方でしたがそれは本当でした。)



私の直属の上司は、遠方の得意先の出張が多かった人で、直接一緒にやり取りすることは比較的他のお兄さん達に比べると少なめでしたが、さっぱりした感じのショーケン似の(萩原健一。)九州出身の人でした。
野球部主将。


フクシマさんはとりあえず下の若い人から慕われる営業さんで、売上の実績もさることながら、長い休みのときに実家帰るという人にはお土産、入ってすぐの新入社員には喫茶店でのサボり方、暑い日には高速の下で昼寝の仕方、車の運転ペース… 仕事のすすめ方と、仕事以上にいろんなことを部下に教えてあげるような男気と人気のある人でした。


私はそれでも、なんとなくとっつきがしにくい感じがあって(多分それは自分の経験の浅さからくる、「上司の凄み」に尻込み)慣れるのにも時間がかかった人でしたが、
新入社員の頃のある日、毎日延々続く面白くない納期の管理や手配や工場の人と得意先の人との調整連絡の板挟みでこんがらがりそうになって、たまに過呼吸になったりぐったりしたりメソメソしだした私を見かねて、毎週月曜日の朝のミーティングの時間に、フクシマさんが仕事するときに大切にしている「考え方」などを毎回披露してくださるように、なりました…。

その中に「忘己利他」(もうこりた)っていうことばがあって、ものを売りに行くときは、相手の立場に立って自分の利益だけではなく、周りの得にもなるように自分のことを忘れるくらいにしてやっている、というのがありました。



フクシマさんはそのほか、ワシは定年になったらタクシーの運転手をしたいゾ、とか言っていて、なんでまた営業やってんのにタクシーの運ちゃんやるなんて言うんだろう? と思ったし


居酒屋へ行くと、だいたい、haruちゃん、食べたいもの頼んでいいからネ、とか言いながら、
飲み屋の女将さんに向かって、お母さん、これとこれとこれ頼むー。といって頼んでしまいます。


違う店でもそんな調子で、どうして?と他のお兄さんにきくと、フクシマさんはこの店ではこれがおいしいだろうっていうのが直ぐにわかるからという話でした。
まぁ、酒飲みだからっていうのもあるんでしょうけど。



それで、今やいろいろな会社でバタバタと走り回るように仕事をするときに、やっぱり思い出すのは、フクシマさんの仕事のすすめかたとか、大切にしてる考え方とか、どこへ行ってもあてはまるのでした。


出張先から連絡をして下さるときには、いつも
「haruちゃんー、フクシマです」というので
別の子が出ても私が出るだろうと思って電話をかけてるのか「haruちゃんとちゃう!、言うねん、もぅ~」といって経理の同期がよく怒ってましタ。


はははー。



なんでまたそんなこと思いだしたか?よくわかんないけど、多分父の日だしいつまでも元気でいてほしいなーと思って♪



今ごろ本当にタクシーの運転手さんやってるんかしら…。




人生の先輩から教わった大切なことは、いつまでも大切にしていきたいですわんー