そうして、私は今の会社に通うことに決まったのでしたが
正直いって、自分の面倒も満足にみれてるかどうかも
よくわからない人に
果たして人の面倒なんかみれんのか!?
とも思っていた。
仕事が始まる日まで、家にいても
かえってそわそわそわそわ、
落ち着かない気分になってしまいそうだったので
思い切って気になっていた千葉のペンションに行くことにした。
ひとりで旅行するのは、屋久島以来だった。
ちょっとそこで、1泊でも環境を変えてゆっくりしたいと思って。
余談:
ペンションに着いて、おひとりですか?と聞かれ
「ちょっと転職の活動で忙しかったので、次の仕事に行く前に」
みたいにこれまた、話さなくてもいいようなことまで
無意識に話していると
何系?
と聞かれ
薬系です。
と答えたら
そのペンションのオーナーのおともだちが
近くの営業所にいるらしく
ヒット。。。
びっくりした。
まあ、そんな感じで
万全の体制で入らなければ、といろいろと
考えすぎのところもあったかもしれない。
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初日。
勤務するフロアに連れられて、部署の人に挨拶。
挨拶、挨拶、挨拶。。。
目が回りそう。あっちこっち歩き回って、誰に声をかけたか
よくわからなくなるまで挨拶。
ほんとに目がまわりそうだった。
誰が誰なのかまださっぱりわからない。
方向もよくわからない。
どの人も、笑顔。笑顔。
歓迎。歓迎。歓迎。。。。
延々歓迎されているのがわかる。
雰囲気もやわらかい。
ぎすぎすしていない。
壁が白で、フロア全体が明るく
大きな窓が両方にあるので、
病院や近くの外国人住宅が見えている。
自分の机と椅子、おニューやん!!
PCもすでに用意されてあった。
すごくいい環境。
同じ部署の方たちは
あんまりべらべらしゃべる感じでもないけど
なんとなく歓迎してくれているみたい。
研究室のひとたちの雰囲気に少し似てる。

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上司の方って・・・?
そういえば、面接時間ずらして早めてもらったけど
出張の前の忙しいときだったのに申し訳なかったな
と思っていた。
そういうわけで私の初日は海外にご出張中。
いつ最初にあったのだろう。
もう忘れてしまった。
出張のおみやげは、
リンツのチョコレートで、
ちいさいのが5つくらい、
赤や青や、きれいな包み紙がみんなの机に
それぞれ置かれてあった。
面接のときにはあんまり印象に残らなかった
私の部署の上司って人、どんな人なんだろう。。。?
なんとなくみたところ、役員みたいに見えるんだけど
・・・・と思った。
面接のときは座っていたから分からなかったけど
なんか、
足が長いし外人みたい。
シャツの色は薄い色で
自分に何が似合うか
知っている人という感じがする。
机には、南の島の海や
浜辺に椅子の写真の
ポストカードとか何枚かあって
どうやら旅行が好きな人みたいだった。
そうして、ある日
まだ環境にも全然なじんでなくて
PCでガチャガチャ何かやっているときに
「sensitive だから あんまり働かせられないから。」
とグループのみなさんにいっているのが聞こえた。
あれ?それって私のことですか・・・・?
(とは聞きませんでしたが、多分そうだろうと思った。)
その、sensitiveって・・・何。と
言い回し、なんか珍しい。と思ったけど
研究をしている人の間では、割によく使うことばらしい。
研究している人だったかどうかは知らないけど。
最初の頃に
「haruさん、どうかな~?(調子は?)」
と聞いてくださったのだけど
また私の悪い癖で
ありがとうございます。まぁなんとか・・・
の後に言葉がつながらなくて
誰かが探されていたことをはきはきと
すぐそのまま伝えてしまい
遠ざけてしまった。
ただ、入ってきてすぐの私を気にして
どう??って聞いてくださっただけなんだけど。
そんな距離感をなんとなく察知されたのか
あんまり話しかけてこず
私も用事のあるとき以外は話しかけないような
そういう感じで会社生活がはじまった。
ほとんど何にも言わないし
聞いてもこないのに
きちんと見てる人のような感じはあって
私ができなさそうなことは無理にさせようとしないし
上手にできたときは、なんとなく
にっこりご機嫌になっているらしい。
きちんとみてくれてるみたいだな
と、気がついたのは
入って1ヶ月くらい経ったときだった。
所属しているグループのおねえさんが
転職でおやめになられることになって
そのときに「はじめてのおつかい」
お花を買いに行ったり
お送りする準備とかなんとかで
カードを用意したりだとか
そんなときに、
とっぷりと日も暮れた頃
おねえさんが挨拶を一通り終えられて
帰ってこられたとき
満載のお花のことを席で少し話したときに
私の電話に、おねえさんの花束にまいてあった
ピンクのリボンが結んであったので
「あれぇ?これは・・・?」
とおねえさんが結んでくれたもんだとばかり思ってきいたら
「xxさんが・・・・」とボスの方に手を。
・・・?
それまでぜんぜん、
細かいところまでをみているとは
全く気がつかなかった。
ふうん、そういうほめ方もあるのだねぇ。。

よくわからないけど、
上手に泳がされているような感覚・・・?
ばたばたばたばた
ビート版を持ってバタ足で進んでいるとき
ひとりで泳げるようになるまで
ちょっとみててくれて、
すーっと進むようになったら
すっと横に消えるような
そんな感じがする。
いろんな人が
相談に訪れて、なんとなく
男にも女にも慕われていて
人の弱いところも気がつく人だし
またそれをわかって
仕事のときには論理的に
ぐさっといくこともできる人で
たまにむかついたりすることもあるけど
私がもともと持ってる特長も
ちゃんと生かそうとしてくれてるのが
(たまに?)分かるので
もしかして、くみさんが言っていた
フランス語の詩の解釈できる人って
この上司かな・・・?
まだそれはちょっとわからないけど、
そうだったらよいのにな。と思うことがある。
会社の行事のあと、
どこかでみんなで飲んでたとき
席がとなりだったときに、
何かの酒を頼まれて
「それって、何(の種類の酒)ですか?」
と聞いたら
「水。」
と答えたので
ちょっとそんなことを思ってみたんだけど。

