大阪の大きな病院に入院の予定が決まり、
それまでに、毎月そこに通って、1本の注射を打って
それによって決めていきましょう。
ということになった。
最初にみてもらった病院のヤブ医者(いい先生か知らんけど。)に
ここの病院でお願いしたいんです、というと
私の後輩にこういう人間がいるので、紹介してあげましょう
という話だった。
大学病院に入院すると、主治医と別に
インターンがみることになるけど、そこは大学病院の宿命なので
いいですか?ということだった。
そんなシステムは、私にはまだようわからん。
とっとと進めてください、という気持ちだった。
入院するにも、空きが出るまでいつ頃になるかは
わからないもんだし、できるところから着々と進めて
早くすっきりしたい、と思った。
(こういうところは、その他のことにでも言える私の特徴。)
そして、9月から、12回に渡って
リュープリンという注射に病院へ通った。
(筋腫を小さくする成分の注射。
これは発売されてから20年以上のおくすりなので
筋腫の治療にはポピュラーなようです)
毎月、この日に行くだけでも
心からユウウツだった。
家を朝の7時前に出ても、9時ごろの診察にはすでに
混み混みなので、そんな病院の風景にも
まだ慣れていなかった。
ただ、そのとき診察を待つ間に
こどもを授かるのに、どうしたらいいか悩んでいる夫婦や
高齢で婦人科を受診するおばあさんや
わたしと同年代の、何かわからないけど不調を抱えている女の子や
いろいろな人がいるのだなぁと感じて
待ち時間に読むようにもって行っていた本なども読まずに
人間観察をしていた。
ちなみに、私を定期的に注射してくれる先生は
吉永せんせいという、かわいらしい女医さんで
主治医は、吉幾三と加藤茶を足して割ったような
K先生という先生だった。
吉永せんせいは、まだ医学生だった頃で
先生というよりは、女の子で
最近ブレイクした宮崎あおいちゃんに似ていて
背が170くらいあるせんせいだった。
心配して、あまり話そうとしない私に
(吉永せんせいとは)年も近そうやし、毎月来れるな?
とK先生は言った。
その病院の最上階には、なかなかいい
レストラン&喫茶室があったので
とりあえず、注射しおわったらいちごのケーキ食べて
お茶飲んで帰る!!
くらいのきもちでいった。
秋から、寒い冬を経て、
1月、2月、3月と。
毎回、心配なきもちだけは変わらず、
寒い朝の早起きにも、ようやく慣れて
3月の半ばに入院するということも決まって、
いやいやながら、ここに方向が定まっていた。
つづく・・・
