昨日、短大のときの友人のWちゃんから連絡があって、午後から浮世絵観にいかない?とのこと。
絵はひさしぶり。行く!ってことで早速、ランチの予約とともに段取りをした。
最近いつになく、幹事さんちっくな役割がまわってきている。
集金したり、お店を探して決めたり、以前はそういうまめなことはとても苦手だったような気もするが、最近はうってかわって「用意段取りは率先してすすめる女」になっております。。。
以前よく行っていた、恵比寿3丁目のチャイニーズのお店で、点心ふたつにピータンのおかゆをシェアし、それにデザートのマンゴプリン、Wちゃんはマンゴタピオカ。
顔を覚えていてくれたお店の方が、ちょいニガな中国緑茶を出してくださって、それをゆっくりといただいたあと、出発した。
このへんまで来たのは久しぶり、ということで、白金の「BLUE POINT」の前を通って、歩いた。
たしかこの店、一時期流行ったドラマの舞台で、このあたりでカーテンで仕切られた温室みたいな部屋になってて、待ちあわせてホットラム飲んでたとかの昔のドラマロケの話をし、どんどん歩きながら、近況を話した。
Wちゃんは東京に引越しをしてきたのは、去年の春あたり。
デザイナーとパターンナーをしているので、独立しているし社長ともいえる。
以前私がヨガの帰り、恵比寿の駅の改札で、なんとなくWちゃんに似ているな、でも今は大阪にいるはずだしまさかねー?。と思って通りすぎると、家に帰ってから別の友達から
「さっき恵比寿駅にいなかった?」と連絡があった。
私に似てる人をみかけたとその友達のところにWちゃんからお知らせがあったそうで、とってもびっくりしたのを覚えている。
多少のおとろえは仕方はないが、輪郭的には短大のときとそんなに変わっていないので、彼女は私だとすぐに気づいてくれ、一応ホームからおーいと叫んでくれたらしいけど。(私はヨガが終わって、ぼんやりしていたのでちょっとわからなかったんだけど。)
そういう感じで、数年後に東京で偶然出会ってということは、けっこうありがちな話で
人と人との距離感や出会いについては、無理のないところで自然の流れにのりながら、を大切にしてる。
六本木から大江戸線に乗り換えて、両国の「江戸東京博物館」へ。
特別展「北斎」展を観る。
クラスにひとりくらいは、写実的なイラストを描くのが得意な子がいたりしたものだけれど、北斎もなんとなくそんなような感覚の人だったのかも。
音楽家のドビュッシーも北斎に影響を受けているそうだ。
絵の中には、シーボルトが描いたものも展示されていて、全体的には写実的なものが多かったが
北斎は、本当に見えているもの以外のものも、自分が捉えたように描いて、その勢いまでもデッサンしたみたいだった。
違うことを描いてもフレームにぴたっとはまれば気にしない、そういう人のようだった。
ふんどし姿で体操している人の絵などは、「デッサンには全くぶれが感じられない」と解説がついてあったけど
最近よくある、雑誌の広告のようだね、と話ながら観た。
チームで仕事をしているし、人を使うのに長けた人のようだった。
スタッフの方がはよ死んでるみたいやで、と(笑)
仕事のPASSIONみたいなものが伝わってきて、90歳まで自分の作風で生きたというのがいいなと思う。
浮世絵を観にいって、絵のへたくそな学生時代を思い出しつつ、仕事やら夢やら、についても思ってみた。
いいこといっぱいあるかな・・・☆