ガンです。と言うと「何ガン?」と聞いてくる方々へ | ジャスミンと一緒に

ジャスミンと一緒に

保護犬ジャスミンとの日々、
癌治療のこと、
大好きなドラマのこと、
思ったことなど。

 

 

 

生きていく中で

自分がキャンサーサバイバーであることを

言う必要のあるシーンが

時折おとずれます。

 

 

大抵が

ガンの治療中なんです...

ガンを経験していて...

だから...なんですと言うパターン。

 

ガンがメインじゃなくて

だから...なんですという部分が

話の主要箇所のことが多いです。

 

 

そんな時、

「何ガン?」と質問してきて

それに答えさせようとする方々がいます。

 

 

それに答えさせるということは

 

着ている服を全部脱がして

体のどこに

どんな傷があるのか見せさせる

 

ということと同じって

ご存知でしょうか。

 

立派なハラスメントです。

 

 

 

何ガンか言う必要のある時

言う必要のある相手には

自分からちゃんと言います。

 

何ガンか言わないのは

言う必要がないからです。

 

 

 

そもそも

それを聞いてどうなるの?

 

自身の知りたい欲求を満たすためだけ

質問ですよね。

 

 

 

聞いた後

いや、うちの母もガンでさ...とか

祖父が...親戚が...友達が...とか

話し出すパターンも多々。

 

 

そんな情報はクソです。

いりません。

 

 

 

ガンは

親兄弟が経験するのと

自身が経験するのとは

全くの別物です。

 

 

 

何ガンか聞いていいのは

自身も罹患者である人と専門医、

そして

投薬履歴や病歴の把握が必要な医師

くらいでしょうか。

 

 

 

もう一度言いますが

何ガンか言う必要がある時は

自分から言います。

 

 

 

生まれてきたことを呪うほど

辛く苦しい抗がん剤治療を受け。

 

そして治ったと思っていても

再発や転移、

また、時期を異なって

新たに原発発生したり。

 

それがガンです。

 

 

 

キャンサーサバイバーは

常にその恐怖と共に生きています。

 

 

 

お節介や好奇心だけで

そこに足を踏み入れてくることは

やめて下さい。