懐かしテレビ 「カックラキン大放送」 | ゆうべ見た映画

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懐かしい映画のブログです。
ときどき、「懐かしの銀幕スター」「読書」など
そして「ちょっと休憩」など 入れてます。

 


ケーブルテレビで 
「カックラキン大放送」を 見ましたら

なんか、いろいろ 思い出した



この番組が 放送されたのは
1975年~1986年というから 10年以上続いたのね

 

毎週金曜日の 7時半から8時まで

カックラキンのキンは 金曜日のキン!

 
私がよく見ていたのは
5×2×7の 主役トリオの頃


5・2・7トリオって みんな知らないでしょ

 

 

     ↑
5(野口五郎) 2(坂上二郎) 7(研ナオコ)ですよ

そこに
ひろみ君や 秀樹君や ジュリーさんたちが
準レギュラーとして出てくる

私は ひろみ・秀樹・五郎の 新御三家が大好きだった

特に誰っていう訳じゃなく 三人三様の個性が好きだった

 

思えば こういうのって 他に無い

 

何人かのグループとか トリオでも

誰かが断トツに好きで 他はどうでもいい というのが多い

 

この3人はみんな コントが凄く上手で

 

下宿人や 会社員や 店員など・・

くるくる 変わった役柄で登場する

 

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ジュリーさんも上手で いろんな役をやりましたね

 

 

 

面白いことを言う、というより

普通のことを この人たちが言うと面白いの

 

これは"間"の取り方が上手くないと ぜんぜん笑えない

 

よく 出て来たのが

「やあ、ヒデキ!」と ゴローちゃんに言ったりする

(名前わざと間違え)バージョン 

 

これが何度も そのたび 笑わされるのよ

 

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この後、二郎さんに代わって 堺正章さんがレギュラーになるのだけど

 

若手のみんなは こうして二郎さんやマチャアキさんから

コツを覚えていったのだと思う

 

こういうのも 面白かった

    ↓

セリフを言ってる人の後ろで 誰かが いろんな顔をする

    ↓

 

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コントの真っ最中に 突然、二枚目の顔になる

      ↓

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するとそのたびに 観客たちが「キャー!」と喜ぶ

 

こういうのだって すかさずカメラがアップで捉えるのだから

段取りが付けてあるのか

それとも ツーカーの雰囲気なのか・・・

 

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ズッコケ方にも 品が感じられた?

 

 

初めの頃は 中野サンプラザなどで 観客を入れてたそうだけど

(生放送ではなかった)

 

あまりに 「ヒデキー!」やらの 絶叫が大きくて

台詞が拾えずに 後はスタジオ収録になったそうだ

 

それにしても たった30分の番組に 

「お茶の間劇場」「ナオコお婆ちゃんの縁側日記」「刑事ゴロンボ」など

幾つものお話が 盛り込まれていて そこに歌も入り 当然CMも入る

 

 

 

コントとはいえ 筋書きがあり 脚本があり セットが組まれ 

出演者は台詞を覚え 段取りを付け 

毎回、いちから創っていく 

 

観客を入れての 公開放送は

どれだけ大変だったでしょう

 

創り手の愛情と 情熱が感じられましたね

 

出演者たちも イキがぴったり合っていて

みんな 自然に仲良く 楽しそうに見えた

 

そう言えば女の子のアイドルも 

ちらほら、出てた気がするけど

女の子は下手だから つまらない (ナオコさんは別格ネ)

 

おばさん(←私よ) 女の子に興味なかったし・・

 

 

そして、毎回のように 超売れっ子達を よく揃えられたものだと思う

 

エンディングの 大きなコーヒーカップ

「哀しみのソレアード」の曲が流れる中 締めくくりのトーク

 

 

階段部分が スーッと上がって カップが閉まると さようなら 

 

 

そして 歳月は流れ

 

この後、出演者が マッチやトシちゃん達に交代

私も番組から 離れて行った

 

 

私はこの古い住宅に ずっと住んでいるから

40年近くも昔の 金曜の夜 

この部屋のどこかで けらけら笑って見てたのね

 

その頃の私を ちょっと覗いてみたい