アレクサンドル・デュマ原作 クリスチャン・ジャック監督
謹賀新年。
年明けは 面白活劇でいきましょう。
17歳でドロン様・私設ファンクラブを設立してから
半世紀以上が経ちます。
B.Bさんファン歴60年の 次に長い。
浮気はしても 本気は一筋
とことん、好きやねん! こういう性格。
80歳を超えられた ドロンさん。
インタビュー番組も見ましたが
現在のドロンさんも 私、好きですよ。
今回は
若き日の、あまりに美しいドロン様のお姿。
それも、いっぺんにお二人ですぞ!
ささっと、お話。
1789年。 革命前夜のフランスで
庶民を助け 貴族ばかりを標的にする
義賊 ”黒いチューリップ"。
その正体は 自らも貴族である
ギョーム・ド・サンプルー伯爵だった。
↓
「貴族を脅かしているのは 誰だ!
"黒いチューリップ"を 野放しにしてはおけん!」
当局は、この男の首に賞金を懸けた。
「早く、ヤツの首を私の前に持って来い!」
「胴体はどうします?」
ところで ギョーム伯爵こそ "黒いチューリップ"では?
と疑っている人物が一人いた。
それは 憲兵隊長のラ・ムーシュ男爵だ。
↓
あるとき、そのラ・ムーシュ隊長との争いで
ギョームは不覚にも 頬に深い傷を負ってしまう。
"黒いチューリップ"に 印を付けたと
当局は 小躍りして喜んだ。
頬に傷は 全員逮捕!
しかし 数日後には侯爵の館で 貴族の集まりがあり
ギョームは伯爵として
ここに顔を出さなければ 疑われてしまう。
そこでギョームは 自分に瓜二つの
双子の弟・ジュリアンを呼び寄せ 自分の身代わりをたのむ。
↓
兄とは似ず優しい性格 妹みたいな弟なのだ。
「そうだ。 お前に身代わりを頼みたい」
翌日、館の集まりで ラ・ムーシュは楽しみにしていた。
「むふふ、ギョーム伯爵は欠席かな?」
ところがギョームはやって来た。
替え玉ジュリアンの 綺麗なお顔で!
そうしてしばらく、兄さんの身代わりで
"黒いチューリップ"を 続けているうちに
すっかり逞しくなった ジュリアン。
↑
お返しも してやりました。
しかし、あるとき ジュリアンは捕まってしまう。
そして、弟ジュリアンを命を賭けて助けに行った 兄ギョームでしたが
遂に・・・
「これで 私たち貴族は安泰ね」
しかしこのとき 喜ぶ貴族たちの頭上に
"黒いチューリップ"参上!
こういうお話。
兄弟ふたりの 登場シーンがたくさんあるけれども
とても自然でした。
他に 主な出演者は
弟・ジュリアンを
ギョームと思い込んで恋をする ヴィルナ・リージ
ギョームの愛人 侯爵夫人の ドーン・アダムス
ギョームに めろめろだったくせに
逮捕されるとすぐに ラ・ムーシュ憲兵隊長に寝返った不実な女よ。
そして
↑
この子がほんとに 賢くて可愛い!
ギョームの愛馬・ヴォルテール。
この子が ラストはたったひとりで ギョームの仇を討つのです。
追い詰めて
追い詰めて
見事に崖から 蹴落としてやりました。
めでたし、めでたし、FIN。