恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ (1989) 米 | ゆうべ見た映画

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懐かしい映画のブログです。
ときどき、「懐かしの銀幕スター」「読書」など
そして「ちょっと休憩」など 入れてます。

スティーヴ・クローヴス監督   カラー  109分

 

先日、ブロ友さん・二村旅人さんの

(いきなりお名前出してごめんなさい) 

記事を拝見していたら たまらなく観たくなりました。

 

再掲載です。

以前にアップしたのは いつだったかしらと見たら

まあ、2012年ですって! 

このブログを始めたばかりの頃でした。 早いなあ~。

で、あっちはあまりに酷い記事なので削除。

 

お話。

 

フランク(ボー・ブリッジス)と 

ジャック(ジェフ・ブリッジス)は

 

“ザ・ファビュラス・ベイカー・ボーイズ” という

デュオを組む ジャズ・ピアニストの兄弟。

 

もう15年も ホテルやクラブ廻りを続けていますが

かつては あちこちからお呼びのあった 

兄弟デュオの人気も 今はジリ貧で

近頃は店の格も だんだんと落ちて来た。

 

音楽などそっちのけの お客の喋り声や笑い声 

ワンパターンの選曲と フランクのつまらないジョークで

今日も、12年も続いていた クラブのオーナーから

契約を打ち切られました。

 

妻とふたりの子供のいる 兄フランク。

昔、騒がれた栄光を忘れられずにいる 

天才肌の弟ジャックは 独り身でお酒に浸る日々。

 

遂にふたりは 女性シンガーを入れることにします。

 

よく見られるシーンですが

このオーディション風景というのが楽しい。

上手いんだか何だか・・変な人が37人来た。

 

そして遅刻して来た 38人目が

スージー・ダイヤモンド(ミシェル・ファイファー)

歌は勿論、見た目も、お名前まで抜群で ハイ、合格!

 

スージーは蓮っ葉で 言葉もお行儀も悪いのだけど

声もしぐさもセクシーで 観客を魅了し

たちまち、トリオの人気も急上昇。

 

でもやがて、三人のバランスが崩れて来る。

次第に発言力を 増して来るスージー。

 

真面目で 頭の固いフランクは

『フィーリング』は 客受けがいいし

自分たちのナンバーから 絶対外せないと言いますが

 

スージーは あんな陳腐な曲、歌いたくない!

こういうことが思いの外、

大きな亀裂を呼んでしまうのですよね。

 

そして想像通り

ジャックとスージーは 恋に落ちてしまいますが

しかしあるとき、スージーは 

あるレコード会社から レコーディングの誘いを受けます。

 

ジャック役のジェフ・ブリッジスさんね。

イカしてるのよね。

 

別にハンサムとも思わないけど 雰囲気がやたらに二枚目。

やさぐれで、女にモテて、意外に男にもモテて

熱くて、冷たくて (アイスクリームの天ぷらみたい)

・・・・近づいたら苦労させられるわ。 

 

お兄さんのボー・ブリッジスさんも

お顔も性格もちょっと丸くて まったく似てない兄弟だけど

でも実際の兄弟で 兄弟役を演じるって

どういう気分だろう。

いくらプロでも やりにくそうね。

 

歌う曲はすべて ファイファーさん自身。

ジェフさんもミュージシャンで CDも出してるそうなので

ピアノもご本人かしら。

 

ラストシーンに流れる 

ファイファーさんの 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』

 

うっとりと聴きながら

噛みしめるのは 大人の恋愛のほろ苦さです。