台湾では、薬局で調剤している勝昌製薬の副社長さんとお会いすることが出来ました。
人気の漢方薬Top 3を教えていただきました。
1位は、加味逍遥散(かみしょうようさん)
このお薬は、いわゆる更年期の不調を治すお薬として有名です。身体全体のバランスを整えるお薬として、応用範囲の広い処方です。
女性の身体は血液の状態に影響を受けますが、血液を作る消化器を改善し、その血液や作られたエネルギーの流れを整え、それによって精神の安定につなげていきます。
ホットフラッシュやイライラによく効きます。
スッとする薄荷(ミント)の味が特徴です。
2位は、葛根湯(かっこんとう)。ご存知 風邪の初期のお薬です。
ジャスミン漢方薬局では、肩こりの薬としてよく売れます。
3位は、古今東西の傑作処方 補中益気湯です(ほちゅうえっきとう)。
いわゆる漢方薬のドリンク剤。飲んで効きめがすぐにわかるすごい薬です。私の元気の元です。
ちなみに日本では、
1位は、八味地黄丸です(はちみじおうがん)。
ひとことで説明すると、アンチエイジングの漢方薬。
強心作用のある附子が全身に血液を巡らせてくれ、身体を温めてくれます。
養命酒のCMで有名になった 女性は7の倍数で年をとり、男性は、8の倍数で年をとる。
その中年期以降の年をとるスピードを緩やかにしてくれます。蜂蜜で丸剤にした美味しいお薬です。
2位は、加味逍遥散。
3位は、補中益気湯。
台湾と日本では少し違いますが、台湾には還少丹(少年に還る)や七宝美髪丹(髪がフサフサに)などの補腎薬、いわゆるアンチエイジングの漢方薬がいろいろありましたので、そのためかとも思います。ちなみに日本では、主に八味地黄丸と二味少ない(附子と桂皮)の六味地黄丸(ろくみじおうがん)です。