一昨年の7月に憩室炎になり旅行をキャンセル。
炎症がおさまった後も憩室のあるあたりがいつまでも痛くて、しかも胃の具合もおかしくて
いつもなら抗生剤を飲み終わる頃には少し引き攣ったような痛みが腸に残るくらいで
もう少しスッキリ感があるのにこの時はグズグズとした症状が残っていました。
憩室炎になるたびに毎度思う「なんとかしなければ!」がまた発動して
もう漢方薬しかない!と閃いて、8月に煎じ薬を保険処方してくれる内科医を訪ねました。
検査と問診の末に処方されたのは大建中湯でした。
大建中湯は初めて飲む漢方薬で医師からは「お腹を温めるお薬です」と説明されました。
ネットで調べると、憩室炎の患者によく処方される漢方薬で、特にS字結腸の憩室炎で膿瘍がある時に良く効くとのこと。
もう藁をも縋る思いだったのでつべこべ言わずに出された漢方薬を毎日煮出して朝昼晩と分けて飲みました。
鍋に水を入れて生薬を入れ、水が半量になるまで煮出します。だいたい40分くらいかかります。
飲む時は濾して、煎じた生薬も手でエキスを絞ります。
大建中湯は生姜が入っているので最初の頃は飲むと沁みる感じがしたり胸焼けのような感じになったりしてなかなか改善が見られませんでした。
漢方薬はその人に合っているかを「美味しいと感じるかどうか」ではかるようですが、この漢方薬は最後に膠飴という飴を入れてそれを煮溶かします。
これで漢方薬に甘味が加えられて美味しいと感じていましたが効果がなかなか出ませんでした。
でも根気強く飲むうち‥1ヶ月くらい飲んだところで症状が落ち着いてきたのです。
夏の旅行も顆粒タイプを処方してもらって行くことができました。
あ〜やっと治った〜
ホッとして安堵して(同じか)やれやれと思った時に気の緩みが…
憩室炎になる前に飲んで飲み残していた桃のお酒が冷蔵庫にあって、良くなった開放感でそれをコップ1杯飲んだのです。
そうしたらまた翌日からおかしくなり…
そこからずーっと、漢方薬をいくら飲んでも症状は改善することはなく…
ほとんどお粥と煮た野菜しか食べられない生活。
翌年の2月には夫の還暦祝いの旅行が控えていて
なんとかそれまで治したくて漢方医を変えてみることにしました。
保険が効かなくなって高かったのですが、治したい一心で飲みました。
でも結果的には胸焼けばっかりして改善しなかったのです。
年が明けて旅行が迫ってきた時に、私の胃はどうなっているんだ!と思って近くの内科で胃カメラをしましたが、異常なしでした。
胃カメラをしてくれた医師は薬を出してくれましたが、不調の原因についての説明はハッキリしたものではなくモヤモヤしたまま。
もうこれじゃアカンと諦めて電車に乗って主治医のところへ行くと、胃薬を処方してくれました。
胃酸を抑える薬と消化を助ける薬、腸の動きを良くする薬と痛み止めでした。
できれば薬は飲みたくなかったけどもう旅行が迫っていたので選択肢はなく祈る気持ちで飲んだところ…
1週間もしないうちに症状はほとんど消失し、結局私は晴れて旅行に行くことができて、旅行中も出されたものを食べて調子を崩すことなく帰ってくることができたのでした。
えー…
なんだったの、これまでの時間は一体なんだったの…
私は薬を飲みたくなくて漢方薬を選んだのですが、結局薬で改善したことは地味にショックでした。
まぁ、懲りない私のことなので、これで終わりではなかったんですけど…

