お義母さんのすい臓がん その1 | LIFE IS FULL OF SURPRISES.

LIFE IS FULL OF SURPRISES.

妊娠と乳がんについて書いています。
いろいろありますが、すべてのことに意味があると思いたい今日この頃。

まずは「はじめに」をお読みください。

http://ameblo.jp/jasmine555/entry-12243315663.html

 

■お義母さんのすい臓がん その1

 

妊活を急いでいたのにはもう一つ理由がありました。

 

2013年10月、主人のお母さんにすい臓がんが見つかりました。
私がそれを知ったのは、その年の12月でした。そして、2回目の流産はその直前のことでした。

 

もともと肝臓系の数値が悪かったようですが、その年の健康診断であまり検査結果が良くなく、腰痛などもあったので再検査したところ、末期(ステージ4)のすい臓がんであることがわかりました。
わかったときにはすでにだいぶ痛みもあったようですが、12月の中旬から抗がん剤治療が始まりました。
私の家族には癌にかかった人がいなかったので、「がん」という病気を見るのは始めての経験でした。

 

3ヵ月後、最初の抗がん剤治療が終了しました。
癌は大きくならなかったものの、小さくもならず、次のステージ(最近認可された強い抗がん剤)の治療に進むことになりました。
ゴルフボール大の腫瘍が動脈を浸潤している状態でしたので、外科手術は無理とのことでした。
でも最初に癌が発見されたときに、医者は余命3ヶ月だと思ったそうで、ここまで元気でいられるのはすごい事で、頑張ってほしいので強いお薬にも挑戦しましょう、と言われました。
お義母さんも説明を聞いて、納得の上で、新薬の治療が開始されました。

 

前回の抗がん剤は地元の総合病院で、通院での点滴だったのですが、新しいお薬では、1回の投薬治療に3日、体調回復までに1週間くらいかかるとのことで大学病院に入院しての治療になりました。
2回の投薬を終えたあと、肝臓の数値などが更に悪化、体調も悪くなり、これ以上の投薬治療は不可能との医者の判断により、2014年5月緩和ケアに移行することになりました。
大学病院からは、緩和ケアの病院は自分で探して、転院の手続きをしてほしいと言われました。

 

緩和ケアについて、まったく不勉強だったため、家族は、ここから転院先の病院探し&緩和ケアについての勉強が始まりました。
主人の実家は、うちから新幹線で3時間ほどの距離にあったため、どこの病院に転院するかも大きな問題でした。
緩和ケアの病院は大抵、本人もしくは家族面談の後、受け入れ対象と判断されれば順番待ちで入院となります。病院によっては面談まで3週間待ちというところもありました。

 

その2へつづく