今回は私の持病である
SLE(全身性エリテマトーデス)
のことを書きたいと思います
SLEの前兆
『新型コロナウィルス』という
未知なる感染症が蔓延し
学校が一斉休校になったり
初の緊急事態宣言が出され
不安でいっぱいだったあの年
ある日突然
膝や肘、足の甲などの
関節が痛み出しました
しばらく様子を見ても改善しないので
近所の整形外科を受診
レントゲンを撮り
リウマチの検査もしました
結果は…何も問題ナシ
しかもリウマチに至っては
この数値なら
一生リウマチの心配は
しなくて大丈夫
とのこと
処方された鎮痛剤を2週間ほど飲むと
症状はアッサリ改善
そしてその後は
こんなことがあった事すら忘れて
生活していました
それから2年後の2022年7月
人間ドッグで採血した時のこと
いつものように腕をゴムで巻かれ
採血自体はスムーズに終わりました
ところが…
自宅に戻り自分の腕を見てビックリ
ゴムでしばられたところに
見たことないぐらい濃い赤紫色の
アザができていました
アザは数日で消えるのですが
その後もちょっとした刺激で
できては消えるアザ
今思うと…
これもSLEの症状だったと思います
関節痛が本格化
そして2022年9月
膝や肘、肩関節など
あちこちが痛み出しました
10月に入ると膝痛が本格化し
少し歩くとその後激痛が起きるように
さらにこの頃
手の指もズキズキと痛むようになりました
11月になり
2年前に受診した整形外科で
再び鎮痛剤を処方してもらうと
一時的に痛みは改善
更年期の症状と思って
『命の母』を飲んでみたり
漢方薬を試したり
整体に通ったり…
藁にもすがる思いでネットを調べまくっては
できることは片っ端からやっていたこの頃
耐えられないほどの激痛
しかし…
12月になると両肩の激痛で
とうとう眠れなくなりました
指のズキズキもさらに悪化
じっとしていると
両腕が激痛とともに固まってしまうような感覚で
少し眠っては痛みで目覚める日々
眠ること自体が怖くなっていました
婦人科を受診しても
更年期的な症状は特に見当たらず
甲状腺外来を受診しても
もともと経過観察していた橋本病も
落ち着いている状態
そうこうしているうちに
2022年もあと数日となり…
年末、病院が一斉に休みに入ったタイミングで
耐えられないほどの激痛
そして2023年の年明け
あまりの痛みと不安で
母が作って送ってくれたおせち料理を
泣きながら食べました…
2年前
一生リウマチの心配はしなくて大丈夫
と言われた言葉のインパクトが強すぎて…
リウマチ科の受診という選択肢は
最初から除外してしまっていた私
泣くほどの痛みにこれは尋常じゃないと感じ
年明け早々ようやくリウマチ科のある
クリニックを受診するに至りました
無知だった私は『膠原病』という病気のことを
ほとんど何も知りませんでした
確かにリウマチではなかったけれど…
あの整形外科の先生が
『膠原病』という可能性もあるということを
一言でも教えてくれていたら
もっと早く治療を開始できたのに…と
正直、恨めしく思ったりもしました
難病と言われるSLEですが
幸い現在は薬でコントロールしながら
日常生活を送れています
医学の進歩にただただ感謝です
お読みいただきありがとうございました