昨日のブログ内容と同じ時期の出来事。
新しい家に引越して来てから、私は近所の子達と仲良くなった。
その日もたくさん遊んで
((ヾ( ◍´꒳`◍ )またね~
とお別れをして家に入った。
それだけで済ませていたら良かったのに、名残惜しかった私は、風呂場の窓から友達に手を振ろうと思ったのだ。
浴槽に足を掛けて登り、風呂場の窓を開けて外にいる友達に声を掛けようとしたその時·····
ドゴッ!
バシャン
お風呂の蓋に足を置いたため、体重を掛けた私は浴槽に片足を突っ込んでしまったのだ。
浴槽の中は、ぐらぐらと沸かされた高温のお湯が満たされていた。
自力で足を抜いたものの、私は風呂場から出ると倒れ込みゴロゴロと転げ回った。
私の悲鳴を聞き付けて来た母は、暴れ回る私を何とかしようと薬箱から薬を持って来た。
そして、こともあろうか
メンソレータム
を塗りたくったのだ。
熱湯によってダメージを受けた足が、燃えるような激痛に襲われた。
私は再び叫び声をあげると、もんどりを打って倒れ、またしても床をゴロゴロと転げ回った。
ヒリヒリを通り越して、ビリビリズキズキと足が痛む。
私の叫び声が外まで聞こえたのだろう。
近所の人達が駆け付けて、私が火傷をしたことを知ると、各自それぞれの家から氷を持って集まってくれた。
膝まで熱湯に入れてしまったので、氷水を入れた大きなバケツに足を突っ込んだ。
近所の子達もやって来て、泣きじゃくる私を見て
「茉莉ちゃん どうしたん·····?」
と心配してくれている。
近所の人達に向かって母は
「助けて助けて言うから、メンソレータム塗ったってん笑」
と説明し、それに対して近所の人が
「火傷の時は、まず水で冷やさなアカンよ」
と言っていたのを覚えている。
おかん·····
なに笑いながら
話しとんねん
確かにメンソレータムは火傷に効果あるだろうけど、基本的な知識が母には足りなかったのだろう。
不幸中の幸いで、私の足に火傷の跡は残らず大事には至らなかった。
あの時は苦しかったけど、今となっては笑い話になった出来事だったわ。
( 。 ´・֊・`。)フッ