私は宗教建築に興味があるので、旅先では必ず、寺院や教会、モスクを訪ねることにしています。
寺院や教会を訪れた話をしても、周りからは何も言われませんが、それがモスクとなると、時々心配されたり、やめた方がいいと言われたりします。
理由を聞くと大抵、イスラム教は怖い、危険、ISのことがあるから…などの答えが返ってきます。
やはりテロのイメージが強いのだと思います。
ですが、それは一部の過激派(イスラム原理主義)によるものです。
先日は、ある方と宗教の話題になり、彼は「イスラム教はアメリカを滅ぼそうとしてる」と言いました。
彼もイスラム教とイスラム原理主義を完全に混同していました。
一般的なイスラム教と、イスラム原理主義は、考え方が全く異なります。
しかし、その辺りを一緒にして考えてしまう人はまだまだ多いのかもしれません…。とても残念です。
9.11テロ以降、イスラーム=危険というイメージがついてしまいました。
そして、その誤解されたイメージによって、多くのムスリムたちが差別と偏見に苦しんでいます。
イスラームの本来の姿は、この記事を読んでいただければ分かるのではないでしょうか。
私はムスリムではありませんが、知人には何人かムスリムがいますし、高校時代はイスラームに詳しい先生に世界史を習い、大学ではイスラーム学の授業も取っていました。
イスラム教は暴力的な宗教ではなく、大半のイスラム教徒は良い人達です。その事実をもっと多くの人に知ってもらいたいなと思います。(勿論、ちゃんと分かってる方も沢山いらっしゃると思います!)
イスラームへの理解につながる記事をいくつかピックアップしてみました。
もしご興味のある方は読んでみて下さい(o^^o)
どうしてイスラーム教はわかりにくいの?危険だと誤解を招く4つの理由
「イスラム教の現状、ナビラとマララを通じて知ってほしい」 現代イスラム研究センター宮田律さんに聞く
「イスラム教って怖いものだと思ってた」。何も知らなかった著者が“等身大のムスリム”の漫画を描く理由
イスラム教徒が世界中で急増する理由〜抑圧的なイメージは本当か?