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明季ちゃんが参加してくれて良かったと心から思っています。
無理な要求に明季ちゃんは全て応えてくれた。本当に有難う。
もしまた再演がある時は、貴女にどうしても戻ってきて欲しい。

このような内容のメッセージを、昨日、演出家からいただきました。もう感無量です。

『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』アメリカ・カナダツアー凱旋公演を京都で終え、関東に戻ってまいりました。

劇場まで足をお運び下さった沢山のお客様、応援して下さった方々、どうもありがとうございました。
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2013年から始まったこのプロジェクト。
横浜、名古屋、NY、ワシントンDC、タウソン、トロント、ロサンゼルス、そして京都と、いろんな土地で上演してきました。

その間にキャストも何度か変わり、私はいつのまにか、初演時からいる数少ないメンバーの1人となりました。

北米ツアーの稽古では、全編英語の台本に苦労し、母国語以外で演じる難しさを知りました。
役者に向いていないのではないかと、自分の実力のなさに落ち込む毎日。リハーサル後は悔しくて毎晩泣いて過ごしました。

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アメリカとカナダでは、今までにないくらい緊張して舞台に立ちました。
海外で、外国人を前に、その国の言語で芝居をする、というのは相当なプレッシャーです。しかも日系アメリカ人の役。それなりの英語力が求められます。私にとってハードルが高かった。

それを乗り越えられたのは、私を信じてキャストに選んで下さった演出家のやなぎさんと、傍で励まし支えてくれた家族・共演者のおかげです。
ツアーを成し遂げた後は、やりきったことで自信となりましたし、ひとまわり成長した自分を感じることができました。

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凱旋公演では、演出がまた変わり、主演キャストも変わり、役のキャラクターにも大きな変更があったりと、また新しいゼロ・アワーに生まれ変わりました。

やなぎさんの美的感覚に唸り、共演者の実力に惚れ惚れし、そしてアドバイスに助けられ、沢山のことを学ばせていただいた現場でした。

こんな素晴らしい作品と仲間に出逢えたことに、心から感謝しています。
座組みの皆で、情熱をかけて一緒に創り上げた作品。
初演時から関わらせてもらい、その歴史を見てきているので、千秋楽を終えてなんだか感慨深いものがあります。
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『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』に参加できたことは私の誇りです。
作品も、ゼロ・アワーメンバーも、私の宝物。

凱旋公演で一区切りはついたけれど、でも、まだまだゼロ・アワーは終わらないと信じています。
そして私自身も、まだまだ前に進みます。

最後まで読んで読んでいただき、ありがとうございます。

With love and gratitude.
私を支えて下さっているすべての方々に、愛と感謝を込めて。


明季
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