このところ、世間を賑わせているのは偽装問題。
とりわけSTAP細胞の論文問題は関心の的です。
論文の体裁を整えようとするあまり、見栄えのする写真を使ったり、写真の切り貼りをしたなどという話。あるいは研究者の博士論文において他の論文からの「コピペ」があったなどいろいろ騒がれています。
コピーアンドペースト略して「コピペ」=不正とも考えられがちですが、現実問題「コピペ」というものは世の中に存在しますし、それでも足りる世界もあります。
もちろん、独創的な研究や、我々のように個別のものを対象にしてレポートを書くような仕事で丸写しはいけません。ただ、その中でも前提となる概念、見解のようなものは「引用」という形で「コピペ」することはあります。
また、コピペでなくても、文章を書いている際に、論じる順番を変えた方がいいのではないかということになると自分の文章の中でカットアンドペーストをしたり、あるいはいらない部分は全面カットしたりもします。
怠けるための「コピペ」や、知らないものを知ってるように見せかけたり、やってもいないことをやったように見せかける「コピペ」のような他人の目を欺くような「コピペ」は論外ですが、そうでない「コピペ」は現実に社会に多数存在します。
その線引きというのも結構難しいものです。
また、切り貼りというのは現実には存在しているのですが、よほど気をつけてやらないと大変ではあるという点でも難しいと思います。
安易にやってしまうと前後の脈絡がうまくいかなくなったりしますので。
効率を追求するうえでは欠かせない「コピペ」ですが、作法を考えずに安易にやってしまうと「盗用」になってしまいますし、他との兼ね合いを考えずに安易にやってしまうと文書全体を破壊してしまうことにもなります。
考えようによっては、コピペがいちばん面倒で難しいのかもしれません。
先週末の日本資産評価士協会のレポートライティング4で、日本の不動産鑑定評価基準、USPAP(米国鑑定業務統一基準)、IVS(国際評価基準)の違いについて講義がありました。
ちなみに、「鑑定評価」とは費用性、市場性、収益性の3つの観点から評価対象となる物の分析を行って、最終的な評価額を決定することであり、単に「これならこのくらいで取引されている」といった程度の価格決定では「査定」というのが適切だと思います。
日本の不動産鑑定評価基準は元々は米国から持ってきたものなのですが、導入されたのが昭和40年代ですし、法制度や慣習、社会的な土壌の違いもありますので制度にズレが生じています。
総じていえば、
日本の不動産鑑定評価 は「様式ベース」、USPAPは「ルールベース」、IVS「プリンシパル(原理・原則)ベース」
とのこと。
日本の鑑定評価の場合は不動産鑑定評価基準で最低限記載すべき事項が決められており、項目や記載内容についても指定されています。
USPAPでは評価報告書の決められた形式はなく、評価人の判断で自由に設定できるのですが、USPAPやASAのような評価人団体のルールに従う必要があります。
IVSは原理・原則だけを示しており、そこから外れなければOKということになります。
評価書の形式や記載事項についての規定や制限は当然ながら、日本<USPAP<IVSで自由度が増しますが、評価人のリスクは日本<USPAP<IVSで大きくなります。
なぜ、リスクが大きくなるかといえば、基準やルールがあれば、それに従っている限り責任は問われないからです。
「これは間違いではないか?」といわれた時に「基準通りにやったらこの数字が出た」といえば、それで納得せざるを得ませんが、基準やルールがないと、それを楯に反論することはできず、自分自身で説明しなければなりません。ですから、一つ一つ資料やデータの持つ意味を吟味しながら仕事をしなくてはなりませんし、評価書にも読む人に誤解を与えない工夫(意義、定義、数字の持つ意味をしっかりと書いたり、評価書を利用する人を明確に限定する)をしなくてはなりません。
そのあたり、リスクと報酬のバランスがとれるようになって欲しいところです。
ちなみに、「鑑定評価」とは費用性、市場性、収益性の3つの観点から評価対象となる物の分析を行って、最終的な評価額を決定することであり、単に「これならこのくらいで取引されている」といった程度の価格決定では「査定」というのが適切だと思います。
日本の不動産鑑定評価基準は元々は米国から持ってきたものなのですが、導入されたのが昭和40年代ですし、法制度や慣習、社会的な土壌の違いもありますので制度にズレが生じています。
総じていえば、
日本の不動産鑑定評価 は「様式ベース」、USPAPは「ルールベース」、IVS「プリンシパル(原理・原則)ベース」
とのこと。
日本の鑑定評価の場合は不動産鑑定評価基準で最低限記載すべき事項が決められており、項目や記載内容についても指定されています。
USPAPでは評価報告書の決められた形式はなく、評価人の判断で自由に設定できるのですが、USPAPやASAのような評価人団体のルールに従う必要があります。
IVSは原理・原則だけを示しており、そこから外れなければOKということになります。
評価書の形式や記載事項についての規定や制限は当然ながら、日本<USPAP<IVSで自由度が増しますが、評価人のリスクは日本<USPAP<IVSで大きくなります。
なぜ、リスクが大きくなるかといえば、基準やルールがあれば、それに従っている限り責任は問われないからです。
「これは間違いではないか?」といわれた時に「基準通りにやったらこの数字が出た」といえば、それで納得せざるを得ませんが、基準やルールがないと、それを楯に反論することはできず、自分自身で説明しなければなりません。ですから、一つ一つ資料やデータの持つ意味を吟味しながら仕事をしなくてはなりませんし、評価書にも読む人に誤解を与えない工夫(意義、定義、数字の持つ意味をしっかりと書いたり、評価書を利用する人を明確に限定する)をしなくてはなりません。
そのあたり、リスクと報酬のバランスがとれるようになって欲しいところです。
昨日、一昨日と東京へ研修に行ってきました。
一昨日は、日本資産評価士協会のレポートライティング講座でした。
講師は、LLPでもご一緒いただいている札幌の堀川先生。
昨年手がけられた、居抜き物件の造作(空調設備など)の買取価格を評価する案件についてのレポートが題材です。
この案件の話は小生も小耳にはさんではいたのですが、とても手に負える案件ではないなと思った経緯があります。
建築の専門家の意見をふまえて現地調査に臨んだり、依頼者・オーナーから丁寧に聴聞を行って評価額を導いており、非常に丁寧で適切な仕事をされているなと思いました。
同時に、最近提出したレポートのことを思い出し、もう少しこういうこともできたんじゃないかと内心反省した点も多々ありました。
とはいえ、とにかく大切なのは「やってみること」やらずに机の前で「ああでもない、こうでもない」と考えているとストレスばかりたまって病気になります。仮に小さな失敗はあったとしても評価理論を知っていれば全く的外れというところまでは行かないと思います。
チャレンジしないと何も始まりませんね。
レポートライティングの講義も今回で4回目になりますが、初めて日本で要請を受けた同期生の評価事例、同期生の講義ということもあって、動産評価が一気に身近になったなと実感しました。
まぁ、冗談かもしれませんが「この前のレポートで事例報告してくれないか」なんてことも言われましたけど、そこまで身近になりすぎるのはカンベンして欲しい...(汗
一昨日は、日本資産評価士協会のレポートライティング講座でした。
講師は、LLPでもご一緒いただいている札幌の堀川先生。
昨年手がけられた、居抜き物件の造作(空調設備など)の買取価格を評価する案件についてのレポートが題材です。
この案件の話は小生も小耳にはさんではいたのですが、とても手に負える案件ではないなと思った経緯があります。
建築の専門家の意見をふまえて現地調査に臨んだり、依頼者・オーナーから丁寧に聴聞を行って評価額を導いており、非常に丁寧で適切な仕事をされているなと思いました。
同時に、最近提出したレポートのことを思い出し、もう少しこういうこともできたんじゃないかと内心反省した点も多々ありました。
とはいえ、とにかく大切なのは「やってみること」やらずに机の前で「ああでもない、こうでもない」と考えているとストレスばかりたまって病気になります。仮に小さな失敗はあったとしても評価理論を知っていれば全く的外れというところまでは行かないと思います。
チャレンジしないと何も始まりませんね。
レポートライティングの講義も今回で4回目になりますが、初めて日本で要請を受けた同期生の評価事例、同期生の講義ということもあって、動産評価が一気に身近になったなと実感しました。
まぁ、冗談かもしれませんが「この前のレポートで事例報告してくれないか」なんてことも言われましたけど、そこまで身近になりすぎるのはカンベンして欲しい...(汗