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動産評価人の日記

米国鑑定士協会(ASA)のライセンスを取得し、日本でも評価制度を定着させようと微力ながら活動しています。
2013年10月から評価人仲間と有限責任事業組合(LLP)を結成しました。
※ブログの見解は個人の見解で、所属団体等との見解と異なることがあります。

「変なにおいする」「うるさい」町工場地域の住宅待って…東大阪市が条例
2013.5.26 21:32 (1/2ページ)[west経済]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130526/wlf13052621330026-n1.htm


産経新聞の記事から。

実際、町工場のまわりに住宅が出来てしまい、思うように操業が出来なくなったという事例は何軒か聞いています。
こうなると操業に厳しい制限が加わり→コスト高→製造業の衰退という悪循環になります。

本来は工場地は工場地のまま利用できればいいのですが、現在の状況では工場地にはなかなか買い手が付きません。一方、住宅取得の促進という政策的な後押しもあって住宅地はある程度需要があり、しかも価格水準は工場地に比べ高水準ですから、工場をたたんだ後、住宅に転換というのは、工場地の所有者ならば誰もが考える選択肢ではないかと思います。

やはりここでは不動産単体の利益で考えるべきではなく、地域全体で考えるべきことなのですが、様々な思惑のせめぎあいでなかなかうまくいかず、行政、特にまちづくりに関わる地方自治体は法律(都市計画法)を上回る規制をかけることに及び腰になってしまいがちです。


東大阪市のこの取り組みは非常によい傾向ではあるかと思います。
製造業の衰退や中古住宅を活かすといっても新築住宅の呪縛から逃れられず、分譲地の大量供給が続く中ではたして上手く運用が出来るか、注目していきたいと思います。
24日に、羽田空港にあるANA機体メンテナンスセンターの見学に行ってきました。

航空機の評価については、機械設備評価のME202でボーイング727型機を題材に演習をしましたが、ようやく実地の見学に行く運びとなりました。


メンテナンスセンターでは90分の行程で前半に「お話会」として、ANAの保有している航空機や航空機の燃料のことについてなどの説明がありました。

後半は整備工場の見学。
整備工場は間口が230m、奥行が100mあり、広さは東京ドームの1.8倍の面積。
同時に7機が整備を受けられる広さです。
建築は平成5年だそうですので、羽田空港の沖合移転で今の国内線第1ターミナルビルが完成した時に建てられたものなのでしょう。


今が正念場!動産評価-ANA機体メンテナンスセンター格納庫


このときはハンガー内にB787型機が2機。B767の国際専用機材が1機、B737-800が1機の計4機が整備を受けていて、更に建物の外でB787が1機、調整中でした。

B787はバッテリートラブルで1月から運行停止になっていましたが、翌々日の26日から運行が再開されるとあって、見学者の注目度も非常に高く、働く整備士の皆さんも気合いが入っているように見えました。

またB737-800は車輪の動作試験の最中で、目の前でギアアップの動作を見る事が出来ました。


航空機整備は高度な品質を求められる現場だけあって、整理整頓がきちんと行き届いており、整備士の使う工具の管理についても、工具は各整備士毎に工具箱が割り当てられており、更に工具の一つ一つに整備士の名前が刻印され、南京錠をかけて保管するなど厳格に管理されている事と案内されました。


実地調査の初歩の初歩といった視点でも、いろいろと参考になる事が多い見学会でした。

先日、今の受講生の方と機械設備講座についてお話しする機会がありました。

私が受講生の頃は、何しろ日本では最初にトレーニングを受けるグループだったので経験者に聞くというわけにはいきませんでした。
ただ、外資系の会計ファーム所属の受講生と仲が良く、彼の先輩が米国でASAのトレーニングを受けた情報が耳に入ってきました。

今度はこちらが経験を語る番というわけですが、少しうろ覚えになっているところもなきにしもあらず....。


ザックリ個人的な感想を言うと

ME201 とにかく何もかも新鮮で夢がいっぱいで楽しくてたまらない。やっている内容もそれほど高度ではなく、試験も日本の資格試験とは違って微に入り細を穿つようなものではないので、ノビノビ出来ました。

ME202 後半は集中的にワークをやりました。気が狂うほど。グループディスカッションも多くてまだまだ楽しい時期です。試験もそれほど苦になりません。

ME203 前評判ではME203から難しくなると聞いていましたがその通りでした。特に収益還元法・割引率で出てくるWACC、CAPMあたりは取っつきにくいです。試験もこの時がいちばん手応えがなく、合格の通知が来るまで気が気ではありませんでした。ベテランの不動産鑑定士でも試験を取りこぼした方がいらっしゃったとのこと。

ME204 新しい事はそれほどないのですが、全般的な知識が問われる他、製鉄所の評価の演習は音を上げたくなるくらいきつかったです。講師も、「この試験を取りこぼす人は多いからよく勉強してくるように」と念を押されます。試験も201~204までの内容を満遍なく聞かれるし、量も多く制限時間は4時間です。
ただ、時間をたっぷりいただいたので慎重に検算が出来、ME203の試験よりは自信がありました。

こんな感じですね。


特にME201の頃は東日本大震災からまだ2ヶ月経っていない頃だったので、コンビニでも水の購入制限があったり、街の照明が抑え気味だったり、大きな余震がきたりとそちらも大変だった印象があります。

今はJaSIAも余り広く受講者を募集していないようなので、これから受講を考えている方はほとんどいらっさしゃらないと思いますがご参考までに。