柚木麻子 著
こちらも、ひょんなことから図書館で出会った本。
柚木麻子さんのエッセイを借りにいったのだけど
近くに陳列されていたこの小説になんだか惹かれてしまって
読むことに。
主人公 真央 は
奨学金で大学に進学し、バイトに明け暮れる苦学生。
そんな真央が
お嬢様育ちの四葉さんと出会うことで
少なからず影響を受け、
人生の幅が広がっていくのが面白かった。
お嬢様ならではの人生の楽しみ方を
真央が真似していくことで
歩む未来が変わっていっていることが。
いろいろあって
四葉さん自身とはその後会えなくなるけれど
そこから縁が広がり
四葉さんの親友ミャーコさんや、
因縁のある舞さんと「つながる」ことで
お互いの人生が変わっていく。
「人とのつながりとは何か」
を時間の経過を使いながら、
丁寧に描いた作品だと思った。
ちなみにこの作品内時間では
現代より未来のことが描かれるのだけど
柚木麻子さんの描く「日本の未来」が面白かった。
夏は毎年必ず40度越え。
日本人はどんどん貧乏になり
富裕層は海外に出て行った。
これ以上の流出を抑えるため、
同性婚を認める法律ができた。などなど。。。
ありえなくもないけど
こうなってほしくもないなあと思う。
でもやっぱり
「オール ノット」
=全てがダメ、なんてことはないのだ