27歳の冬、、、、、、、、、、、、、、、、、、
僕は、勤めていた会社を退職した。
理由は特になかったが
新しい自分を見つけたかったとでも言っておこう。
真由美にも相談したし、背中を押してくれた。
そして現在の仕事 不動産会社に転職した。
始めは慣れないことばかりでストレスがたまり
時には真由美にあたっていた。
なんて自分勝手で酷い男なんだ。
やっと仕事も板に付いてきた頃、、
僕は真由美に同棲を持ちかけた。
会社で取り扱っている物件に、
いいものを見つけた。
場所は新小岩、1LDK で家賃8万円。
二人で生活する分には、ちょうどいい。
真由美は実家暮らしだったため、
「親に話してみないと・・・・・・・・・・」
期待はできなかったが、あわよくば、できないかという
思いがあった。
一週間後、僕は真由美の実家に行った。
しっかり僕の口から説明しないと
真由美の親は心配すると思った。
それまでにも何度か実家にはお邪魔してきたが
親と面と向かって話したことはない。
真由美のお父さんとお母さんを前にした時
頭が真っ白になり
言おうと思っていたことが吹き飛んだ
「あの・・真由美さんと同棲・・・・したいんです」
全然、浮かばない。
何を思ったのか切羽詰って
「将来、結婚を考えてまして・・それを兼ねて一度、一緒に過ごしたいと」
言ってしまったことは、しょうがない。あとには引けない。
真由美との結婚は考えたこともあったが
まだ漠然とした感じだった。
「わかった」 お父さんの口が開いた。
嬉しかった。
それから物件の下見に行き、契約を交わした
二人の同棲生活のスタートである。