度重なる喧嘩・・・・・
同棲を初めて一年半が過ぎた。
相変わらず、すれ違いの生活が続いていた。
交わす言葉といえば
「おはよう」 「ただいま」 「おかえり」
これくらい。とうていカップルの会話とは思えない。
本当に息苦しい生活。
「一人暮らしの方がどんだけ楽か」
そう思うようになってしまった。
僕の中では、終わりが近づいているように感じた。
「今までの恋愛で、一番長く付き合った」
「しかも、同棲までして濃い恋愛をした」
自分を慰めるような言葉ばかり出てきた。
あとは時間の問題かな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まさにその通りだった。
真由美が休みの日の夜。
僕が家に帰り、晩御飯を食べ終えた時に
「ちょっと話しがあるんだけど・・・・・」
「とりあえず、私実家に帰るね・・・」
「お互い、余裕が出てきたら また一緒に住もう」
覚悟はしていたから、ショックは少なかった。
ただ予想外だったのが
「別れよう」 という言葉が
出てこなかったことだ。
僕の方からも、「別れよう」という言葉は発しなかった。
まだ、どこかで踏ん切りがついていなかったのだろう。
情けないし、臆病な人間。僕はそう思った。
真由美は服以外は、一切持ち帰らずに実家に帰った。