また一人暮らし、、、、、、、、、、、、、、
真由美が実家に帰り、また一人暮らしが始まった。
朝食は食べず、昼飯も買って食べる、晩飯も買って食べる
家に帰っても真っ暗な室内。
一人暮らしには、もったいない広さの部屋。
ベッドは二つあるが、真由美が使っていたベッドには
洗濯物や洋服がのっかている有様。
離婚した夫婦の夫と全く同じ状況
寂しいというか虚しい。
真由美が実家に帰ってからも、
頻繁にではないが、連絡は取り合っていた。
少し、距離を置くと会いたくなる
僕は調子がいい奴だ。
久々に会うことになった。
平日の夜、仕事が終わり新小岩のレストランに向かった。
僕が店内に入ると、既に真由美の姿があった。
「久しぶり」
同棲していた頃の真由美の声とは違った。
食事を済ませ、話をしていると
久しぶりに、僕のアパートに来ることになった。
真由美が部屋にいる姿が新鮮に見えた
ついこの間まで、共にこの部屋で生活をしていたのに
「ちゃんと、ご飯は作って食べてるの?」
「選択はしてる?」
僕のことを心配して、お袋のように聞いてくる。
「ちゃんとやってるよ。」
嘘をついた。ご飯は作ってない。
怒られそうで、言えなかった。
「じゃ、明日仕事あるからかえるね!」
真由美は帰っていった。
真由美が帰ったあとの部屋で僕は落ち込んでいた。
同棲していた頃のことを思い出していた。
辛い思い出がいっぱいのように思えたが
初期の頃は、楽しくて仕方がなかった。
部屋には真由美の温もりがほんのりと残っていた。
更に、悲しさがこみ上げてきた。
居なくなって気づく真由美の存在の大切さ。
心の中では、泣いていた 「ずっと真由美と居たい」
そう思っていた。
同棲していた頃には考えられない、思いだ。
ここまで、一緒にいたいと思った女性は初めてだった。
ましてや、長い恋愛をしたことがない僕にとっては異常な「愛」だ。
以前、勤めていた会社の同僚に電話をした。
「真由美と同棲してたんだけど、
実家に帰っちゃって、まだ真由美とは付き合っているんだけど
また一緒に暮らしたいんだよね」 と言うと
「結婚しかないでしょ!」
ふざけた感じで言ってきた。
「結婚?ふざけんなよ」
「ふざけてないよ。もう結婚しかないだろ」
こんな会話をして電話を切った。
「結婚」
そう言えば、同棲するときに
真由美の親に挨拶に言った時に
「将来、結婚を考えていて」なんて言ったことを
思い出した。今まで真剣に考えたことがなかった。
自分が結婚なんて想像もつかない。
それから何日間も考えるようになった。
自分でも「結婚」について調べるようになった。
別に「結婚」のことを、調べる人もあまりいないと思う。
それだけ「結婚」のイメージが湧かなかった。
「結婚」
僕は決意した。
ここまで真由美への想いが冷めない。
考えれば、考えるほど想いが熱くなる。