翌日の夜、
連絡先を交換した女性たちからメールが入りました。
その中に、私が気になった
サッカー好きの娘からもメールがあり、
少し、嬉しさが込み上げてきました。
皆とメールを続けましたが
その娘からのメール受信だけが
気になり始めました。
何通目かのメールで
「フェイスブックやってる?」 と来ました
一応、やっているには やっているのですが
まともに利用したことはなかった。
「やってるよ」 と返信
「じゃ申請するから」 と
「わかった」 と返信
それから彼女からの申請を待ちました
彼女から申請のメッセージが届き
以後、互いにフェイスブックでの
コメントをチェックするようになった。
そんなやりとりが続いた ある日
彼女がサッカーを観に行った記事を見つけた。
彼女との連絡のやりとりだけに夢中になり
飲み会の時に話していた
彼女がサッカー好きなのを忘れていた。
メールやフェイスブックのやりとりで
たいして盛り上がっていなかった
私と彼女との距離を縮めるのは
「サッカー」
しかないのだ。
とは言え、興味のないことに興味を持つことは難しい
当然、ルールも知らない。
とりあえず、コンビニに置かれていた
サッカー雑誌を手に取ってみた。
せめて、彼女が好きなチームの情報だけでもと
しかし そのチーム名すらもうる覚え
私はそのサッカー雑誌を購入して、なんとか思い出そうとした。
「なんとか・・・・・・レッズ?」
調べていると 「浦和レッズ」 というチームが出てきた。
「ユニフォームは赤」 「代表選手は・・・○×△□」
そんな初歩段階からのスタートだった。
そのチームの試合がテレビでやっていれば
食い入るようにして見た。
ただ選手の顔と名前が一致しない。
背番号を覚えるようにしても難しい。
「なぜ、こんなことをしているのか」
「誰のために」
そんな思いが一瞬、脳裏をよぎった。
今まで、こんなことをしたことがなかった。
一旦、整理してみると
自分は彼女が欲しいがために
こんなことをしているのか?
少し、自分が馬鹿馬鹿しくも思えてきたが
そんなことをしている自分が
恥ずかしくも見えてきた。
だが、結論は簡単に見つかった。
「彼女が欲しいというわけでなく
彼女のことを好きになっただけ」
矛盾した言い方のように聞こえるかもしれないが
自分の中では納得がついた。