約束の当日、、、、、、
試合前と試合が終わるまでは
ほとんど前回と変わらない
雰囲気のまま過ぎ去った。
今日の勝負は試合が終わってから
一旦、唾を飲む。
「もし時間があったら、ご飯行かない?」
この時ばかりは
強気の姿勢も少し怯んだ。
「行きましょう。」
ほぼ即答だった。
思わず大きな笑みがこぼれた。
事前に、リサーチしていたお店に向かう。
ただ、まだ時間が早すぎる。
レストランに向かう前に、老舗のようなカフェに入った。
店内は静かで、聞こえるか聞こえないかぐらいの
BGMが流れていた。
今日の試合の話題で盛り上がった後、
たわいもない会話で話が進んだ。
日が暮れる頃、レストランへ向かった。
着いて席に着くなりメニューを見る。
普段では食べない、初めて聞いた名前の
料理がほとんど。
料理が届いても、慣れない手つきで
フォークとナイフを使い分ける。
正直、食べた気がしなかった。
レストランでの会話は、二人とも
雰囲気に飲まれ
あまり喋らなかった。
レストランを後にし帰路につく
帰りの会話はレストランであまり話せなかった分
会話が止まらなかった。
この日の帰り際、
次の食事の約束をした。
その後も、何度か食事に行くことが多くなった。
メールのやり取りもほぼ毎日するようになった。
一気に距離が縮んだような気がした。
気がしたではなく、確信している自分がいた。
そして、
私は腹をくくっていた。
「次に会った時に告白しよう」
今のタイミングを逃せば
関係がなあなあになってしまう。