私(長髄)も以前から興味を持ち、UFOやET、あるいはバシャールなどのいわゆる“チャネリング情報”の内容を分析したことがあります。当初は半信半疑でしたが仏教や神道への理解が進むと、チャネリング情報は「キリスト教の教義」に近いものであることがわかり、一連の「オカルト論」の震源地はバチカン辺りとにらみ“怪しい”と思っていました。

 

以下は、「オカルト論」に対する落合莞爾氏(=京都皇統)の見解です。

 

そもそも古代エジプトの宗教は多神教で、太陽神ラーを中心として分担を異にする諸神があるが、多くは頭が鳥獣で身体が人身の半獣半人である。

 

なかでもミイラ職人が奉じたのが冥界を司る狗頭神アヌビスである。頭はジャッカルで、防腐処理のタールを塗り込まれたミイラに似せた黒い体のアヌピス神は、ミイラ造りをみそなわす神とされ、ミイラ職人が作業するときや、神官が死者を冥界に送り出す儀式は、アヌピスの仮面をかぶって行われたという。

 

エジプト多神教の主神たる太陽神アメンラーを奉じるテーベ神官団の権勢がファラオを凌駕するに至ると、これに反発した第十八王朝のファラオ・アメンホテプⅣ世が、“夕陽の神”アテインを唯一神とするアマルナ一神教を建てるが、テーベ神官団の反抗に勝てず、結局、次代ファラオのツタンカーメンがアメンラーを主神とする多神教に戻した。

 

その結果、アテイン一神教を奉ずるアマルナ衆はシナイ半島に追われ、カナーンに向かう途中でミディアン・ケニ族の唯一神を奉じてユダヤ教を建てるが、これから生まれたキリスト教と回教が、啓典一神教(絶対的な経典がある宗教)をなして、今や世界人口の半分近くを支配しているのである。

 

ユダヤ教は被害者意識から発したため、自己中心的で異教徒に対する攻撃的な性格を秘めているので、これに「愛と慈悲」を説いたのがキリストである。その教えは、ユダヤ教徒の反発を招いたが、ローマ世界に信奉され普遍的な国際宗教となった。

 

問題は、キリスト教の中核となったカトリック教会に、古代エジプト思想が潜むことである。早く言えば、例の獣頭身信仰で、これとバビロニアの星座信仰が習合した十二獣神に対する信仰が、啓典一神教と表裏一体をなしているのである。

 

唯一神を独占する自己中心主義から、異教徒を奴隷以下に見なして人類世界の調和を乱してきた覇道一神教がカトリック教会に潜入したのがイエズス会である。

 

表面では造物主を崇拝し、キリスト教を信仰したイエズス会士が、その裏でエジプトの半獣神信仰とバビロニアの星座信仰が習合した「狗神(いぬがみ)信仰」、ないし「異星人信仰」を奉じてきたと、私が(京都皇統から)聞いたのは最近のことである。

 

けだし、ゾロアスター教が「太陽信仰」、回教が「新月信仰」とくれば、これに対抗して覇道一神教が「星辰(せいしん)信仰」に奔るのも道理である。星辰を代表するのが「おおいぬ座の主星“シリウス”」であるから、その住人を崇める「異星人信仰」となったのであろう。

 

イエズス会が1534年の発足以来、教義の裏側に秘めていた「狗神(いぬがみ)信仰(天狗話の類からこう呼ぶ)」は、第二次大戦後に一斉に開花し、おおいぬ座の主星シリウスにシリウス人がいて、地球人と混血して支配しているなどとする「異星人信仰」が広まっていることは、巷に溢れるオカルト書の勢いから薄々感じていたが、これまでの私はちっとも気に留めていなかった。

 

戦後を振り返ってみれば、地球外生命体(異星人)に関する風聞が、1947年の「空飛ぶ円盤」に始まり、「ロズウェル事件」が続いたが、創作ドラマの世界でも「ET」「Xファイル」「スターゲート」「ノウイング」などの宇宙人ものが枚挙にいとまがない。

 

私はこれまで単なる娯楽的文芸とみていたが、実は、これがアメリカ合衆国の基層的宗教で、本拠はアメリカ合衆国航空宇宙局(NASA)と(京都皇統から)聞いている。つまり、アメリカを乗っ取った“覇道一神教勢力(イエズス会)”が、精神的NASAを支配しているのである。

 

これにアドルフ・ヒトラーの生存説が加わり、ナチスの火星移住説から火星人と地球人の混血説が出てくると、まるきり「Xファイル」の世界であるが、逆にいうと、テレビドラマの「Xファイル」は、単なる娯楽用ではなく、異星人説の外典とみるべきであろう。

 

ここにきて異星人説の存在と、現代社会に持つ意味に目覚めた私は、その“経典”のいくつかを紐解いてみたが、浅学のため理解しがたいが、シリウス人もアヌピス人も一緒にして「狗神さん」と呼ぶことにした次第である。

 

カトリックの裏側に、おおいぬ座の主星シリウスに対する信仰を秘めたイエズス会(覇道一神教)が室町時代から様々な形で日本列島に侵入してきた。いきなりカトリックをかざすことをせず、「吉田神道」に入って「唯一神道」を唱える裏で、エジプト神話とバビロニアの星座信仰が習合した「狗神信仰」に傾倒していたのである。

 

以上が落合説ですが、私はいわゆる“UFO”に関していえば、「TR3B」などの各国の秘密兵器で、それを隠すために”宇宙人“の仕業にしているようです。そして地球製以外は「プラズマ現象」だと思われますが、人工プラズマもあります。

 

もっとも、100%否定する根拠もないので、このテーマにはこれ以上は深入りしません。

 

(次回に続く…)