今日は雛祭り🎎ということで、京都・鍵善良房さんの雛菓子「ひな篭」をご紹介します。
 


 

先月25日の北野天満宮「梅花祭」にて、この日と翌日に実施された難関国公立大二次試験における受験生たちの学業成就を御祈願した際、偶然に出逢い、購入することができました。

実は、鍵善良房のオンラインショップでは既に早くから完売で諦めていたお菓子でしたので、まさに神のお導き🙏✨
 


 

鍵善良房さんのお菓子については以前、「園の賑わい」という季節を映した干菓子や半生菓子がぎっちりと詰まった木箱の折詰をご紹介し、そのあまりに手の込んだ美しさや美味しさについて力説させていただきました。
 


 

雛祭りの時期限定のこちらの「ひな篭」に詰められているお菓子たちも、基本的な技法は「園の賑わい」と同様ながら、さらに手のかかっている職人芸の粋が、小ぶりな竹籠に25種類程度もギュッと結晶しています。

 

 

まず目を引くのは、特大の「落雁」の桜鯛、「ゼリー」の菱餅、ぼんぼり、そしてゼリーの中にお腹に餡を包み込んだぷっくり白うさぎ。
 


 

有平糖(あるへいとう)と呼ばれる飴細工の蝶々や土筆(つくし)ゼンマイ、そして州浜(すはま)でできたお団子に雲平(うんぺい)製のお寿司が入ったり、とにかく何もかもが愛らしくて、愛でているだけでも気持ちが蝶のように軽やかになる、まさにお菓子の「玉手箱」です💓

 

ちなみに、州浜(すはま)とはきな粉などの大豆の粉に水飴を加えて練り合わせて作る和菓子、また雲平とは、砂糖にみじん粉を混ぜ、ぬるま湯少量でまとめ着色して、色々な形に成形した和菓子です。
 


 

「園の賑わい」でも申し上げた通り、鍵善さんの落雁は掛け値なしに美味しいです😋

もちろん、ゼリーも、州浜(すはま)も、和三盆も、何もかもが見て愉しく美しく、食べて美味しく日持ちも良いので最高です👍

季節物が一段落する二月に、職人さんたちが丹精込め全て手仕事で作り上げる「ひな篭」は、来年はお取り寄せを早めに予約され、目だけでなく是非舌でも味わっていただきたい逸品です。