私たちの心は、ウクライナとともに。
私たちの運命は、ウクライナとともに。
一般市民に退避の時間すら与えぬ突然の軍事侵攻、民間施設にも砲弾を浴びせる非道な攻撃体制。
人が人であるために最低限必要な「人間性」と「社会規範」を、プーチンは完全に失ってしまった。
ルーツを同じくする者がいるのなら、その者たちの救済と保護という名目で暴力による現状変更が許されるという前例を作ってしまったら、今回のような暴挙は東アジアはじめ他地域で明日にでも起こりうる。
自由と民主主義、愛と平和に最も大きな価値を置く者たちにとって、今回の軍事侵攻は耐え難い暴挙であり、何をおいても許されるものではない。
核兵器の使用をプーチンがちらつかせようと、私たちはいかなる暴力による脅しにも決して屈しはしない。
その決然たる意志を、今、私たちは行動で示す時だ。
ウクライナを守るため、自由と民主主義を守り抜くため、私たちには痛みを分かち合う覚悟がある。
SWIFTからのロシア関連銀行の締め出しといった制裁により、私たちの生活が不利益を被ることになろうと、それが世界の平和秩序と人間性を守り抜くために必要な対価であるのだとすれば、私たちは喜んで犠牲を払う覚悟がある。
今、プーチンの暴挙、ロシアの軍事侵攻を止める最大の力を握っているのは、実はロシア国民だ。
私はここまでの文章に記した「私たち」という言葉に、多くの心あるロシア市民が含まれていることを、信じて止まない。
ロシアへの経済制裁はロシア市民を窮地に陥れることになるが、その痛みも含めすべてを私たちは共有し合い、プーチンのような独裁者を世界から一掃しなければならない。
今こそ、人類は連帯すべき時だ。
国境を超えて、人種を超えて、あらゆる属性を超えて、人間として普遍的な共通の価値観のもと連帯し、その価値観を守るために共闘し、望ましい未来を切り拓くべき時だ。
ウクライナ市民が、今その先頭に立って闘っている。
私たちの心は、ウクライナとともに。
私たちの運命は、ウクライナとともに。