日に日に秋の深まり行く軽井沢は今、燦く黄金色の時を過ぎ、燃えるような唐紅に染め上げられています。

 

まずは旧軽井沢の紅葉の名所である「雲場池」。

 

異次元にワープしたかのように透明で清澄な佇まいは、在原業平が小倉百人一首に詠んだ「からくれなゐに、水くくるとは」の世界そのものです。

 

中でも、陽射しに透かしてその色合いを楽しむ“裏紅葉(うらもみぢ)”の鮮やかさは、殊の外。

 

 

裏紅葉はそこを背景に人物を撮影すると、ほんのりと赤みがさしたソフトフォーカスに撮れるので、色々と粗を隠したいお年頃にもお勧めです。

 

 

 

代わって碓氷峠頂上に位置する「熊野皇大神社」。

 

 

さすが旧軽よりさらに一段標高が高いこともあってか、紅葉の鮮やかさここに極まれりの見事さです。

 

 

 

前回、時晴が紹介した「エロイーズカフェ」のお庭にも紅葉の絨毯が敷かれていました。

 

 

 

おしまいは、旧軽銀座に近い「諏訪神社」での一枚。

 

 

ワンちゃんか赤ちゃんの靴の落とし物だと思うのですが、見つかりやすいようにと大人の目線であるこの場所に、誰かが置いてくれたのだと思います。

 

落とし物までお洒落で心温まる、晩秋の軽井沢でした。