うち続く自然災害に感染症、そんな中なのにと言うか、そんな中だからこそ強まる大国間の軋轢、民主主義への弾圧・・・
人間の愚かさ、浅はかさに嘆息しているよりも、明日の見えない今だからこそ神に祈ろうと、大型連休前、縁のある神社へ参詣に出かけました。
もちろん、能う限りの感染症対策を行った上、自家用車で参拝できる範囲に限りではありますが。
それにしても、生きてゆく上で欠くべからざる神や祖先への祈りも、文化・芸術も、環境保護や民主主義も、オートマティックに「不要不急」の四文字に仕分けされ、数値化しにくい価値が切り捨てられて行く昨今の風潮は、コロナよりよほど恐ろしく、未来に大きな禍根を残すと思います。
まず訪れたのは、源頼朝・北条政子ゆかりの関八州総鎮護「伊豆山神社」。
伊豆山浜から本殿まで837段もある参道、その最後の鳥居の下に、まるで参拝客を出迎えるかのように白猫が、ど真ん中に陣取って午睡に耽っていました。
通り過ぎる参拝客の多くが白猫にカメラを向け、近寄って声をかけますが、よほど深く眠っているのか微動だにしません。
私が参拝を終えて参道を下って来ても、まだ相変わらずの姿で眠りこけています。
あぁ、きっとこの子は“神の使い”に違いないと思い、一礼をして撮影の許可をもらいスマホを向けさせてもらったところ、なんとシャッターに合わせて奇跡のポーズを披露してくれました❣️
ちなみに、方向転換を終わった後この猫ちゃん、またスヤスヤと深い眠りに落ちて行きました。
実はこの神社、縁あって20年以上前に人生の一大行事を行うはずだったのですが、諸事情でキャンセルせざるを得なくなり、それ以来ずっと失礼をしておりました。
今回この白猫ちゃんのお陰で、何か神様から許されたような、晴れやかな気持ちで久々の御参拝を終えることができました。
この伊豆山神社、境内からさらに奥の院まで深い森が続き、また浜に面しては「走り湯」というとても珍しい横穴式源泉の御神湯が湧き出していて、そこに身を置くだけで山と海と地中のマグマといった大自然のパワーが心身の隅々にまで注入されます。
次回参詣の際は必ず山歩きができる靴を履いて、是非奥の院にあたる「本宮」まで(片道50分程度💦)登り、「疫病鎮静祈願」を行いたいと思っています。
(2)につづく・・・