7月18日、

今日、君が

東京の砂漠から静かに消えた。

 

澄み切った瞳を輝かせ

聡明で、ウソが嫌いで、

思いやり深く、正義感の強かった君。

 

美意識が高く、明確な意志を持ち、

でもそれを人に押し付けようとせず、

価値観の豊かさを楽しんでさえいた君。

 

そんな無邪気な剥き出しの心のまま

そんな深く物事の本質を見極めたまま

そんな多くの人々に想いを巡らしたまま、

人前にわが身を晒し続けることは

きっとしんどいだろうな…と

密かに心配していたんだ。

 

そしてその心配は

今日、現実となってしまった。

 

 

7月18日、
実は一年前のこの日も
やりきれない不条理を残して
アニメに尽くした澄んだ瞳たちが
星となった。

 

 

計り知れない哀しみと

抱えきれない不条理を抱えて

きっと君も生きていたんだろう。

 

 

そんな7月18日は、

不条理を乗り越える力を

世界に与えた巨星

ネルソン・マンデラが

南アフリカに生まれた日でもある。

 

今年の「マンデラ国際デー」に

国連のグテーレス事務総長は、

コロナ禍での子どもたちへの

教育の重要性を強く訴えた。

 

感染症の蔓延により

世界の不条理がさらに増幅されて行く今、

マンデラの言葉が深く心に響く。

 

教育とは、

世界を変えるために用いることのできる

最も強力な武器である。

 

まだしばらく

この星にいなきゃならないボクは、

今日もこれからも

教育という武器の力を信じて

不条理と闘い続けるしかない。

 

 

7月18日、

君はきっと自分の星に帰れたんだね。

 

そのために

重過ぎる体と

輝く思い出を遺して・・・

 

今夜からは

星空を見上げて君を探すことにするよ。

 

君はずっと心の中に居る。

 

きっと沢山の人たちが

そう思ってる。

 

君のことが大好きだよ。

 

本当に

今までありがとう・・・