3月10日、
宮城県塩竈市で行われた帆手祭を撮影してきました。
帆手祭は、宮城県塩竈市で行われる
約300年の歴史を持つ火伏の祭であり、
町内の厄除けと繁栄を祈願します。
重さ1トンの神輿を若者16人が担ぎ、
鹽竈神社の表参道の石段(202段)を下り、
市内を渡御し、午後八時に再び表参道を登る行程で、
市民の間では春を呼ぶ祭とも言われています。
2年前の東日本大震災で津波の被害を受けた場所であり
塩竈市では47名の尊い命が失われました。
遺影を抱え参加する方々もいらっしゃいました。
祭りには遺影を抱き、
参加されている方もいらっしゃいました。

夜八時。
神輿は町内を1日中回ったあと神社に戻ってきます。
塩竈神社の急勾配の階段を最後の力を振り絞って登る。
途中太鼓が鳴りだし、エイヤーというかけ声とともに、
神輿(=神)を押し上げて行く様は、
神と人間が本気で対峙しているように思え、
体が震えました(動画は5:45あたり)。